自動運転で一番困る業界は？

なんと！
不動産業界だそうです。
なぜ？　と思うでしょう。当然です。自分もそう思いました。
理由は以下の通り。
自動運転が普及すると、人件費不要な無人タクシーが現在の1／10から1／13で提供されるという試算が出ています。都内の初乗りがタ380円から38円相当になるわけで、しかもスマホでいつでも呼ぶことが出来て、まぁ、すぐ来る。
そうすると、どうなるか。
ほとんどの人は無人タクシーを利用するようになり、いままで車が無いと困る交通不便地域が激減します。坂も気になりません。
車の稼働率が劇的にアップします。
さらに、ほとんどの人は「車を所有しなくて良い」と思うようになり、かつ、自分の車を駐車しておく大型スーパー前の大駐車場も無人タクシーは次の乗客のところに行ってしまうため、必要なくなります。
すると、どうなるか。
駐車場がほとんど不要になります。
もちろん、停車場や乗降所と、無人タクシーの管理エリアは必要ですが、それこそ都内の地価の高いところでは無く、少し離れた工場などのある場所にステーションを作ります。
と、いうことは…いままでの自動車前提の不動産価格が総崩れする可能性があります。
これが、自動運転車を不動産業界が恐れている理由です。
あと10年でこうなる可能性があるわけです。