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【わかりやすいマニュアルの作り方】第188回 取扱説明書は技術文書

ここのところ、ずっと自分の個人的な問題に関わり合っていて、仕事に集中できませんでした。いやー、いくらなんでもさすがに個人的な問題があると無理がありますね。
ここ1ヶ月の間にすっかり寒くなり、冬の雰囲気になってしまいました。

■営業ツールとしての取扱説明書

今回は、少しだけ本論と外れたことを書きます。
営業ツールとしての取扱説明書についてです。
以前にも書きましたが、取扱説明書というものは基本的に全機能について記載します。そのため、良いことばかりではなく、機能に制限がある場合なども全部記載させられることになるわけです。

さて、こうして全部書いてあるとどうなるでしょう。

「厳密には全部が使いやすいとは思わない」という意見が増えるのは間違いありません。しかし、それと同時に「その製品の限界について理解できた」という意見が増えるはずです。

以前にも書きましたが、取扱説明書というのは一種の技術文書です。技術文書には飾りは不要、といっても。

読みやすくなっていなければ意味はありません。

■読みやすくレイアウトするということ

そうです。

取扱説明書だからといって読みやすくないのは間違っているということです。

構成で読みやすくすると同時に、きちんとしたデザインでレイアウトする。

実際のところ、どうしても時間のかかる作業です。
早くやる方法はありません。細かい神経を使う作業でもあります。

ですが、技術者と一般消費者を繋ぐという取扱説明書の役目を考えると、どうしてもやらなければなりません。

これは、何人かで分担してできることとはいえ、取扱説明書制作のもうひとつの一面です。

こういう面も大切なところで、省略することはできないのです。

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所

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