【わかりやすいマニュアルの作り方】第125回 テストについて
説屋の仕事は書くことは三分の一くらいです。
より大きいのは、事前の取材と実物に対する調査と試験です。
取材については別の回に譲るとして、対象となる商品の試験について書きます。
説屋の仕事は書くことは三分の一くらいです。
より大きいのは、事前の取材と実物に対する調査と試験です。
取材については別の回に譲るとして、対象となる商品の試験について書きます。
■取扱説明書を使う2つのシーン
今回は、取扱説明書の外側の話をします。 外側というのは、表紙、背表紙、裏表紙のことを指します。
■「困ったとき」に開く取扱説明書
取扱説明書は、困った時に開くものでもあるのです。
そう考えると表紙、背表紙、裏表紙の重要性がよくわかります。
取扱説明書をWebに公開しませんか?
取扱説明書のPDFファイルを公開していれば、少なくとも「メーカーサイトに情報がなにもないな…」といった事態が避けられます。
純に商品をつくるだけでは、さきほど書いたように「商品に語らせる」ことは難しいのが実情なのです。
最初に商品を見るのはバイヤーさん
取扱説明書に商品のことを語らせましょう。
安全は余計なコストではありません。事故が起きたとき、保険ですべてをまかなうこともできません。
予防にコストをかける。
事故が起きてしまったときに発生するコストに比べれば、予防のためのコストなんて微々たるものです。
取扱説明書は 操作説明書と違います。
何が違うのか?
「取扱説明書」は安全のためのものです。
「操作説明書」は使用者の便利さのためのものです。
目的と場所にあわせて使い分けることが必要です。
今回は過激なタイトルを付けてみました。しかし、自分で調べた範囲ではこうとしか言いようがありませんでしたので、その通りに書くしかありません。
一番の問題点は、「取扱説明書の作り方の本がわかりにくい」という、共通の点でした。
■「わかりやすさ」には何が必要?
紙の取扱説明書はダサい?
オンラインマニュアルについて
商品の良さと取扱説明書の関係について。
良い商品とは何でしょうか?
取扱説明書が必要のない商品と取扱説明書を重視している商品の違いは?
「取説屋」にできることは多くはありません。
基本的に「事故発生の確率を下げる」と「事故発生時に表示欠陥としない取扱説明書を作る」の2つだけです。
安全に関する事項は、全てのお客様に知らせる必要があります。
そして、だれても確実に読めるメディアは現在のところ「紙」だけなのです。