これは前回の【取説屋の説明】 AIの得意と苦手の続きです。テーマが分散するので分けました。
■AIで業務仕様書データの作成
AIを業務で支援用として使用するには、業務仕様書が学習されている必要があります。
これがないと「今までと同じの手順」という曖昧なデータしか学習していないと、やはりAIは曖昧な回答を返します。
ただし業務仕様書も一回では完成しません。
ここではAIを使用して作成する例を示します。
- 最初に仕様をAIに一度作成させる
「今までの会社の書式に従った小口精算の業務手順を作って」と指示テキストを作ってAIに作成させる - 結果は自分の思ったものと違う。これが普通
- 不十分な点が確認できたら、条件を追加・修正する。
「支払宛に全角カナの読みをつける」
「1万円以上の場合は課長決済が必要のチェックをつける」
といった細かい条件を追加しする。 - 「ここまでの作業指示を一覧にして」とAIに指示して、テキストファイルに書き出して保存しておきます。
これを残しておかないと、次回作業では最初からやり直しになります。バックアップは大切です。 - 3.AIに再度作成させる
- 確認します。それでも内容に不足があったり書き方に不満があったら 2 に戻る。
この手順を何度も繰り返して完成させます。一度で済んだらあなたは天才です。
生成AIは何度やり直させても文句を言わず、即座に修正します。ここは大きなメリットです。
AIへの質問は一度で完成させなくてもよく、大まかな質問から始めてOKです。
回答を見ながら、「もう少しこうして」「この条件を追加して」と対話をしていくと、徐々に自分の考えに近づけます。
ただ、ときどき誤解をして細かいところにやたらこだわった返事をすることもあり、正直「なんだこのポンコツ」と思うこともあります。
実務では、AIのメリットは「1回で正解を出す」ではなく、「試行錯誤のコストを下げる」です。
コストには金銭だけで無く、作業時間・ストレスなども含まれます。合わせるとかなり大きなものです。
AIは経験がなくても使えます…が、経験者人ほど的確な指示が出せ、より良い成果を引き出せます。
■本末転倒
結局、業務におけるAI導入は以下のようにすると効果が出やすくなります。
- 業務を整理する。
- 業務マニュアルやルールを整備する
- AIにその内容を伝える。またはサーバーに置き学習させる。
- AIを業務支援に活用する。
1、2ができていればそもそも業務はスムーズに回ってるワイ、とう声が聞こえてきます…