2017年02月17日 取説屋は知られていない
先日、暖かい天気に誘われてものづくりのイベントに行き、町工場さんに名刺を配ってきました。
そこで取扱説明書の立場と使い道を簡単に説明したら感心されてしまいました。
最初は「取説屋なんてあるんですかぁ、それは必要ですねぇ」という反応がほとんどでした。
みんな「テクニカルライター」とか言っているから「取説屋」なんてわかりやすいネーミングの業種は存在しないと思われているみたいです。
先日、暖かい天気に誘われてものづくりのイベントに行き、町工場さんに名刺を配ってきました。
そこで取扱説明書の立場と使い道を簡単に説明したら感心されてしまいました。
最初は「取説屋なんてあるんですかぁ、それは必要ですねぇ」という反応がほとんどでした。
みんな「テクニカルライター」とか言っているから「取説屋」なんてわかりやすいネーミングの業種は存在しないと思われているみたいです。
「シニアマッチング」という、おおむね50歳以上で10年以上ひとつの仕事をやってきた専門家と、企業をマッチングするという銀行が主催するイベントに「テクニカルライター・取説屋」として行ってきました。
「取扱説明書は技術文書です」
久々に、こう実感することがありました。
■操作説明書と取扱説明書の違い
■目次構成の作り方
目次は、取扱説明書の内容を決めるものですが、「取扱説明書」というのは大きく分けて三つのセクションに分かれるものです。
今回は取扱説明書の内容としてどのようなことを書くかといったことを説明します。
【広告コピーと取扱説明書の文章の違いについて】
広告コピーと取扱説明書の文章の性質の違いと、依ってくるところの違い
そして、なによりも想定する読者についてのポリシーの違いと、その例を示します。
「原稿がそろった」ところでのチェックを行いたいとなると、「締め切り直前」にみんなが詰まっているところで「細かいチェック」をしなければならないことになります。
また、もうひとつ「自分の原稿は自分ではチェックしにくい」ということも私の所にあったりもします。
そういうときはどうしたらよいか。という話です。
今回は統一的なドキュメンテーションに関する技術体系が日本国内ではまだ成立していないということについて述べようと思って書きました。言い換えれば「大学で教えているところがないじゃないか」ということです。そして、「愛」がどこにあるかという話を…
A4 / 60 Page程度の取説を作成する場合に「メーカーの社内で制作したら、いくらくらいかかるものでしょうか?」という話をしていました。
すると、驚くべき回答が返ってきました。
「うーん、だいたい百万ですかね」
計算してみると無理のない金額だが、では、作成した取説の性能は…?
取扱説明書はユーザーサポートだけに使うものではありません。
また制作された取扱説明書も、公表するメディアは紙だけには限りません。
僕の知る範囲でも、最低限で2種類(プラス1)の人たちは取扱説明書を読み物として読みます。
今回はこの人たちについて書きます。
取扱説明書の立場はいくつかあります。
1.お客様が初めて商品を扱うときに必要な文書です。
2.技術文書としての最下流に位置する文書です。
3.広報・ユーザーサポート・広告の資料として使える文書です。
取扱説明書は、サイトを使って公開できます。そして、取扱説明書を改善すると善い事も起こるのです。