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JTDNA総会に出席してきた

JTDNAと書いてもほとんどの人は知らないだろうと思いますが…
http://www.jtdna.or.jp/
何をやっているところかというと、PL関連から、取扱説明書や製品の包装など表記のガイドラインとかやっているところ。
http://www.meti.go.jp/product_safety/
http://www.nite.go.jp/
それと、MCEIでお会いした梁瀬先生の講座があって、取扱説明書をどう書くかということの話をうかがった。
どれも実務に密着していて面白い話であった。
正直、役人の人と大学の先生の講義で僕が眠くならないのですから。

■メンテナンスは大切 教育はもっと大切

製品寿命の記載とメンテナンスの話のなかで、印象に残ったエピソード。
某事故が起きた石油FF暖房機。
製品寿命というか、パーツの一部に使用していた材料が経年劣化して事故につながったということでった。
それ自体は不幸な事故であり、事故防止にはという話にもなるのだが、興味深いのは「その製品が最も多く売れていた(はずの)北海道では事故が1件もなかった」」という話であった。
種明かしをすると、「北海道では『暖房が故障すると命に関わる』ため、シーズン前にはメンテナンスする習慣が根付いていた」という話である。
こう書くと「ああそんなことか」と思うかもしれないが、実に重大な示唆に富んだ話である。製品は正しくメンテナンスしないと安全に使い続けることはできないのだ。
機械を仕事で使っている人には当然の話です。
でも、一般消費者にはほとんど届いていない。このあたりが取説屋の仕事なんだろうなぁと思ったのでした。

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