テクニカルライティングと安全に関する記事の続きです。
テクニカルライターの仕事の根幹部分ですね。
前回、広報と安全の注意喚起と技術文書について書きました。
■ユーザーは予想外のことをする
もうひとつの問題は、エンジニアさんは完璧なものを作ったつもりでも、かならずしも完璧とは言えないということです。
なぜなら、ユーザーは予想外のことをします。必ず予想外のことをします。
それは、正しい使い方を考えて製作するエンジニアさんの予想を超えています。
では、どうすればよいか。
実は予想外と言っても「正しくない」使い方はともかくとして、まったく他の人が試したこともない使い方を考え出せる人はまれです。
つまり、まったくの新ジャンルの製品ならともかくとして、製品を売ってきた営業部にはいままでの「ユーザーの行動」がデータベースとして保管されているのです。
これをフィードバックすればよいのです。
もちろん、フィードバックを次の開発に生かせるほど風通しが良い会社であれば問題ありません。
しかし、往々にして…というか、かなりの割合で実際にはそうなっていません。
内部の人には聞きにくいこともある
だからこそ。
ここで、外部のスタッフによるインタビューか効果的なのです。
内部の人にはやはり聞きにくいこともあります。
「一番ひんぱんにあるクレームは何ですか?」
もっともきかなければならない質問です。
でも、なかなか聞きにくいとは思いませんか?
続きます。