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【わかりやすいマニュアルの作り方】第72回 テクニカルライターとは その10

あけましておめでとうございます。
本日から、ブログの更新を再開いたします。
急な寒波が来て、冷え込んでおりますが、今年は、景気ぐらいは暖かくなって欲しいものだと心から願います。

■コミニュケーションとフィードバック

さて。

コミニュケーションとフィードバックの続きです。

「一番ひんぱんにあるクレームは何ですか?」
もっともきかなければならない質問です。
でも、なかなか聞きにくいとは思いませんか?

前回はここで終わりました。

言うまでもありませんが、この質問の相手は、営業の人です。エンジニアさんはこの答えを知りません。もしも知っていたら、当然そこを改良しているでしょうし。

この回答を最もよく知っているのは、営業、特にユーザーサポートのセクションの人です。場合によってはユーザーサポートの人はFAQ回答用のアンチョコ-虎の巻を持っている場合すらあります。

もしも「虎の巻」があるなら頼み込んででも拝借させてもらい、できるだけというよりも全部取扱説明書に反映させます。それも目立つところに

どんなに優れた機能があっても、使い方がユーザーに伝えられていなければ使えません。安全な使い方が伝えられていなければ、事故が起こるかもしれません。

製品を作った後に、その使い方、良いところ、安全な使い方などを「使う人に伝える」ということが大切なのです。

そのために、使う人と作る人の間のコミュニケーションが大切です。

ただメーカーの場合は、なかなか、ユーザーさんとのコミニュケーションを直接には取りにくいので、次善策として、営業やサポートの人とコミュニケーションを密にとっておく必要があります。

  • エンジニアさんからは「ここがよい点だ」を伝えてほしいと思います。
  • ユーザーサポートさんからは「ここが困る点だ」を教えてほしいと思います。

この2つがそろったうえで、操作説明をしっかり行って、初めてマニュアルとして役に立つものができると考えています。

続きます。

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