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【わかりやすいマニュアルの作り方】第6回 さて、全体の見通しはどうしよう?

第6回です。
前回までは、最初の取材の内容について書いてきました。前回まで、いったん取材を終了したとします。

もちろん、この取材・打ち合わせの中で、予算をはじめ、版型・ページ数などといったことも大まかに打ち合わせています。
ここまでで、外形はおおよそ定まっているわけです。
これから、内容を検討して、取扱説明書の内容を「目次構成案」という形にしていくわけです。

目次構成案の作り方

目次構成といっても、何もないところから作るわけではありません。
一般的に、目次、前説、準備作業、作業の開始と終了、主な作業、詳細な設定、付録(用語集など)、索引などから、作成するマニュアルに必要なものだけを抽出して組み合わせます。
機械や装置の場合は、主に準備作業(組み立て・設置など)が主な部分となります。
パソコンのソフトウェアなどの場合は、詳細な設定や用語集などが主な部分となります。業務マニュアルの場合は作業の開始と終了、主な作業、用語集などが主な部分となります。
このように、目的によって必要な内容が異なります。これらまのバランスを考えながら、必要な内容を全部網羅するように構成案を作成します。
前説の後に、製品安全(PL法関連)に関する記述が必要な場合がありますが、この部分については、主に法務部において作成するものなので、ページをあけておくだけにする場合が多いです。

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