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【わかりやすいマニュアルの作り方】第147回 作れないもの

朝晩、すっかり冷え込むようになってきました。先日までの熱さは何だったんだろうと思わされますね。

うちの会社では、机を交換したりといったことで気分を変えて、気分一新で秋の仕事に挑んでいます。というか、仕事が続いてくれないと困りますが。

■作れないもの-動かないもの

さて。

弊社では、動く物なら大概の物は作れるつもりで頑張っています。

その結果として、黒くてカサカサと動く害虫の取扱説明書を制作することになってしまい<困ったこともあります(結局、作りました)。

ですが、実はそれでも作れない種類の製品もあるのです。

簡単に言ってしまうと、気功・霊・前世関連グッズその他、そもそも動かない物などなど… ぶっちゃけ、こういった製品に関しては取扱説明書の制作をお断りさせて頂いています。

自分にはどうやっても、「前世の霊障を払う」なんてことの論理的な説明はできません。

そして、これらのものは「動く物」ではないのがほとんどであったりします。動かないのですから取扱の説明をしようがないわけです。

■その製品は本当に合法?

ここまでは技術的に制作できない理由でしたが、実はこういった製品にはもうひとつの問題があります。

その製品が本当に合法かどうかという問題です。

もちろん、その製品がただの「置物」として販売されているのであれば、何も問題はありません。置物は、見た人が快く感じる以上の機能はないからです。

しかし、上に書いたような気功・霊・前世関連グッズのたぐいは、それらの問題を解決するといった機能をうたっています。もちろん機能を確認することはできません。

ということは、第三者が公正な確認することのできる機能がない商品だということになります。

しかもそれを、機能として商品説明にうたう。

これは素人が見ても「景品表示法違反」であることは簡単に推測がつきます。つまり、うそをつく商品だということです。それに手を貸すことは、弊社ではできません。

売り上げは欲しいです、お金に色はついていないという考え方もあります。でも、弊社では、そういうのはやらないと決めました。

そういったお仕事を申し訳ありませんが、弊社は、そういうことをしないことに決めました、失礼致します。

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所

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