自転車にバックミラーを着けるべきという意見が見られます。
これを検証してみます。
3つの視点から見ていきます。
①自動車
自動車のバックミラーは車体に取り付けられドライバーとバックミラーの位置は常に安定。ミラーに視線を送れば後方を確認できます。
②オートバイ
バックミラーがカウルについているタイプは自動車と同じ。
ほとんどのバックミラーはハンドルについています。
オートバイの車体が不安定になると、アクセルを開ければ安定し、ハンドルの細かい操作は低速時やオフロード走行以外必要なくバックミラーで後方確認できます。
③自転車
バックミラーはハンドルにつけます。
自転車はペダルを漕いで走ります。すると左右に重心がぶれ、修正のため細かいハンドル操作を行い、車体を揺らしながら走ります。さらに、立ち漕ぎもします。
この状態ではバックミラーはどこを写しているか分かりません。
このため自転車ではバックミラーはあまり役に立ちません。
ではどうするか。
しっかり頭を振って左右確認をする。目玉だけではイマイチです。この動作で他の自動車などに「ここで自転車が確認している」と知らせるためです。
実際にバックミラーを着けた結果がこういう結論になりました。
他には狭い自転車ラックだと子乗せ自転車のカゴにひっかかるといったこともあるが、それくらいは我慢します。