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【わかりやすいマニュアルの作り方】 第53回 マニュアル(取扱説明書)作成・制作の効率化 その06

キーボードを更新しました。
ライターにとって、キーボードは商売道具その1です。
いままでの安いメンブレンキーボードから、メカニカルキーボードに。
入力したかどうかが、感覚でわかる。すばらしい。
個人の生産性は道具でも変わりますね。

と、マクラはこのへんまでとして。

レビュー(テスト)の続きです。

◆マニュアルのレビュー(テスト)について

では、このあたりを改善するのにはどうしたらよいでしょうか。
ここもソフトウェアの例にならって考えてみます。

ソフトウェアの場合、テストは何の目的もなく行われるということはありません。

「テスト仕様書」というものが作られます。
これは、文字通りテストの仕様書です。どのようなテストを行う、何の目的で行うといったことが記載されています。
ちなみにこのテスト仕様書の出来が悪いと、テストがうまくいかず、最後まで問題が残ります。

ではマニュアルはどうでしょうか。
マニュアルでは「テスト仕様書」そのものが存在しません。少なくとも私は見たことがありません。
たぶん問題の根源はここだと思います。

確実なテストは、確実に問題を減らします。
テスト仕様書、とまではいかないまでも、マニュアルのレビューの目的と指針くらいはレビュー前に配布すべきでしょう。
マニュアルのレビューをやったことがない人に、何の教育もせずに、出せるのは無理なのです。もちろん、営業などでパンフやチラシの経験を豊富に積んだ人や、仕様書をたくさん書いたプログラマなら、教育なしにできるかもしれません。でもそれは例外です。
「マニュアルのレビューはソフトウェアのテストと同じ」
こう考えると、改善点が見えてくるのではないでしょうか。

続きます

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