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何で出来ないのよ!って言われても

最近、様々な指導について考えていることです。
何で一回言われただけで出来ないのよ!
何で忘れるのよ!
何で出来ないのよ!
どれも理不尽です。

普通の場合、以下のような言葉が省略されていると思います。
ふざけているの?
やる気ないんじゃない?

そんなはずはありません。
出来なくて一番悔しくてつらいのは、指導を受けている本人です。

上記のような言葉は指導ではなく、指導を受ける人に対する非難であり、
有効ではありません。
はっきり言うと、指導者の指導力が不足だから出来るようになっていないのです。
そのことを指導者が自分で認めたくないので、指導を受ける側に責任を押しつけて
非難しているのです。

そんな風に怒られても、それがわかって
いるなら、自分で対策しています。
何より、うまく出来なくてつらいのは、まず本人なのです。

わからないから出来ないのです。
一度言われただけで内容を把握して覚える
ことは脳の能力です。
「できない」ということには理由は
ありません。
こんな風に言われたときの回答はわかっています。
それを行う能力が足りないから、
もしくは験不足だから。
あるいは指導がうまくされていないからです。

わかりやすくするために、体術に置き換えた
他の例を挙げてみましょう。
・何でたった25mも泳げないの?
・何で自転車に乗れないの?
・何でバーベルの75kgが上がらないの?
どれも理不尽に感じると思います。
これと同じことです。
言うべきはどうやって練習するかという
提案であり、
「なんでできないんだよ!」と言っても
できるようにはなりません。
大型二輪の講習では一本橋も波状路も言われた
だけではできませんでした。
当たり前です。
言われただけで出来たら天才です。
最初の2つに対して有効なのは、現場風の
 ・声出し確認
 ・指さし確認
 ・メモ取り
 を行うくらいしか思いつきませんが、
これらを行うようにうながすか,
 恥ずかしがらないようアドバイスする
ぐらいしか方法は思いつきません。
指導される人に対して言うべきなのは非難ではなく、応援およびできるようにするための指導ということです。そこの違いが最大のポイントだと感じました。

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