コンテンツにスキップ

取説屋って何のために?

自分が取説屋をやっている理由は何でしょうか。

知人のFaceBookのグループへの書き込みからまとめてみました。

自分が取説屋をやっている理由は、自分のやってきたことを世の中で役立てたいからです。

これだけははっきりしています。
技術屋に「使用者に伝えなきゃ使ってもらえないじゃろう、わかってもらわんと伝わらないがな」て言うと「なんでこんな簡単なことが分からない仮名も当たり前のことだろう」と言われることがよくあります。
ここに共通言語がないことの損失があります。自分はその橋渡しをすること。それが取説屋という仕事だと考えています。まだその仕事自体が社会に伝わっていませんので、商売にはなっていませんが。

「取説屋」を始めたきっかけは?

自分は社会人になって最初の勤務先がゲーム会社の開発部で技術部門だったのです。その後自分の希望により、社内の必勝本を出している出版部へ異動、出版の仕事に就いたのですが。

営業部からは「取扱説明書なんてものは所詮主たる製品であるソフトのおまけだ」と思われていました。

開発部では「取扱説明書なんて誰でも書けるだろう」と思われていました。でも、出版・書籍レベルの「本当に分かりやすい」取扱説明書を制作する技術は技術セクションである開発部の人たちは持っていませんでした。当然です、どこでも教えていないのですから。

技術者の「分かる」とユーザーの「分かる」との間には大きな差があります。

ユーザーの「分かる」につながる「分かりやすい取扱説明書を作る技術」は出版業界にしかありませんでした。そして、そのことに気がついたのは出版業に移ってから後だったのです。
その後いくつかの会社を経験した後「これを使って伝えないと技術者の見せたいものが全然伝わらない、これはもったいないことじゃないか」と思うようになりました。動機としてはこんなところでしょうか、ちょっとかっこつけてるところもありますがご容赦ください(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です