取説屋はあなたの製品を素人にわかる説明を開発・制作します。
こんなに良い製品を作ったのに、全然わかってもらえない。こういった経験はありませんか?
自分自身、たくさんあります。自分は依頼された通り、プロ/専門家向けに取扱説明書を作りました。自分の取扱説明書も「こんなにしっかり作っているのに分かってもらえない」という経験がたくさんありました。
素人が分かる説明ができていませんでした。
プロ向けの説明も必要です。でも、それは普通の消費者にはわかりにくい。
新製品を初めて手に取る消費者さんはその製品の素人です。
取説屋は、素人向けのわかりやすい説明を開発・制作します。
技術は多少わかります。また、文章・作図・イラスト・Web・レイアウト編集といった技術も持ち、制作できます。
そして、なにより取説屋はプロの素人です。素人の立場に立って、製品を見て「これは何をする物か?」「これはどういう時に便利なものなのか?」を質問し、それからこれをどうしたら分かりやすくできるかを考えます。
訳が分からないですね。実例で示します。
●自作の発明[スダレシーツ]
言葉で説明するより、絵の方が通じる場合もあります。その絵を考えた例です。
最初に思いついた時は、このスダレシーツは文章でした。
◆テキスト版
- エアコン
我が家では金欠のため却下。 - 風通しを良くする
窓を開けている。 - 打ち水
時々やっている。 - 太陽熱を遮断する
スダレを掛けているが、枚数が足りない。買っても良いが、意外と邪魔。
イラストは、かわいい、親しみやすいことを目的としては描きません。
わかりやすするためのパーツです。
●焼き肉定食のテキスト
カッコ良い長い英文にしすぎてしまった…という例です。取説屋は日本語を考えます。
- 上焼肉定食←→プレミアムグリルドビーフプレートセットコース
- 大盛 牛 丼 ←→グレートサイズドガストログルメビーフボウル
どっちを食べる?
技術用語の氾濫になってしまったのも同様です。
プロにはアピールしますが、素人にはなにがなんだかわかりません。
◆プロの素人
取説屋の大学時代は漫研でした。
マンガは面白いことを思いつき、それをどういしたら伝えられるかが勝負です。
伝わらないと「ネタはいいんだけど、面白くない」で終わりです。
自分の「製品の説明」への態度はこれと同じです。製品の良さ、面白さをどうやって伝えるかを考えます。
たとえば、この「取説屋」という名称もそうです。
業界でにはテクニカルライター、テクニカルコミニュケーターと言います。でもこれではちっとも伝わりません。こう自己紹介すると、必ず「それは何?」と聞き返されます。これで説明が書けると思われるはずもありません。
だから取説屋という仕事名を考えました。
取説屋は大学ではパンチカードでFORTRANを学び、プログラマーとしてゲームソフトメーカーの光栄に入社。
プログラマとしては芽が出ず、出版部に移籍「提督の決断」の取扱説明書等に参加し、編集とDTPの基礎を身につける。
その後、「ウイルスバスター」の取扱説明書制作に携わる。
その後独立し「石井ライティング事務所」となる。
ゲームソフトメーカー出身ですから、素人がわかりくいということを身に沁みて知っています。
元技術系です。電話級のHAMであったり、大型自動二輪の一発免許を取得したりしていました。
かつ体育会系なので手を動かす人を一番に考え、後から口を出す人を好みません。
自分の製品が素人さんにわかりにくいと思っている人、どうしたらよいかわからない人、こんな取説屋にぜひご相談ください。
物作りは、使ってもらってこそ華です。
●コスト
まずは1件 3万円で始めようと思います。
制作したページ数・点数ではなく、時間コストで計算する事になると思います。
対象の商品にもよります。
対象はおもちゃから電気器具、乗り物でもなんでもひきうけます。
また、商品を見てお断りする場合もあります。
例:1日10分で楽々運動、ヘルシー器具!
1日10分続けられれば、ラジオ体操でも運動不足は解消出来ます。
「こういう風にしたらあきない、運動が続けられる」と素人が納得出来ないと、作れません。
「犬との散歩なら毎日30分歩けます」の説明なら考えます。
よろしくお願いします。