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パヨとネトウヨという言葉

以前から「ネトウヨ」という言葉について違和感を抱いていた。
「ウヨ」はわかるけれども、「ネト」ってどうして悪口になるんだ?という疑問から。

「パヨ」については「サヨク」という言葉がネット上で「パヨク」→「パヨ」と自然発生した言葉であり、自分でも実感している。特に嫌韓関係の2ちゃんねるスレッドで多く使われていた。この言葉にはたしかに侮蔑が含まれている。
その上で「パヨパヨチーン」発言から爆発的に拡散・普及された。

その上で。これに対してこれに対抗する言葉が必要になった人たちがいた。
もちろん、左翼系の方までは推測できる。当然である。
ではその枕詞についている「ネト」がおかしい。当時すでにネットワーカー(死語だなこれも)であった僕は「ネットユーザー」は先進的なユーザーという意味としか感じず「何言ってるんだ?」と言う感覚だった。
このあたりをAIに聞いてみた。その回答がおもしろい。

ネットなんて当てにならず碌でもないメディアなんか使っている『ネット』の右翼、という意図でマスコミ・週刊誌のメディアがネットユーザーを見下して「ネット右翼」という言葉を作った。

これで腑に落ちた。
自然発生の言葉ではなく、当時のメディアが【外部から】「ネット右翼」という用語を考え、自前のメディアで拡散し、それがネットに流入した。

当時の「ネット右翼」とネットユーザーを見下したメディアが、現在では情報に関する指導的な地位を失い、「マスゴミ」「オールドメディア」と揶揄される立場となった。
これは「ネトウヨ」といった卑下した言葉で非難したメディアに対する痛烈なブーメランである。

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