【わかりやすいマニュアルの作り方】第170回制作者の常識を疑え
メーカーの常識とユーザーの常識は異なる。しかも、書いてあってもそもそも読まないかもしれない…
メーカーの常識とユーザーの常識は異なる。しかも、書いてあってもそもそも読まないかもしれない…
今回は、取扱説明書につけるイラストの話です。
弊社では取扱説明書につけるイラストは、人に見せるためのビジュアルではなく、説明の一部だと考えています。
以前にもこちらに書きましたように、弊社ではイラストにはモノクロ二値の線画を使用しています。
今回はパンフレットやチラシと取扱説明書の特性の違いについての話をします。
メインはIT関連。通信・マルチメディアから、デバイス・ソフト関連まで、なんでもござれ。さらに、説明図だけの仕事、杖、浄水器と広い範囲でやっています。わかるとは思いますが、取扱説明書って商品であれば何にでも必要なんです。
今回は説明図の話をしようと思います。
さて。それでは「説明図」とは何でしょうか。
説明図の矢印とはなにか、どう作るか
今回は、説明図の矢印について書きます。
■説明図とは
説明図というのは、いわゆる取扱説明書でよく見る線画のことです。
さて、説明図はどうして線画で描くのでしょうか。