さて、コストの話の続きです。
■取扱説明書・操作説明書の制作価格の妥当性とは
価格の妥当性は、品質や納期と見合うかどうかによります。
前回、「寝ていた方がマシ」程度の金額で受注する人たちについて、
こんな人たちに依頼した原稿の品質や納期はあてにならないのは言うまでもありません。
と断言しました。
乱暴と思われるかもしれません。
また、該当する人は「そんなことは無い」と思うかもしれません。
ですが。
納期について
まず、納期です。
プロは納期を守ります。守れない人はプロではありません。
なぜなら「納期を守れない人」は仕事を発注する先として、まったく信用がおけないからです。
信用がなければ受注はありません。
そして、プロは自分の信用を看板として仕事をしているのです。「在宅ワークだから」「サイドビジネスだから」という理由で安く受注している人とは背負っている重さがハナからちがいます。
そういう人たちにもきちんと納期を守る責任感のある人も多いです。ただし、比率として、プロの方が納期を守る人が多いです。
私は20代前半、編集者をしていたときに、入稿日に発熱して出社できなかったことがあります。そのときは上司がフォローしてくださったので事なきを得ましたが、後日出社したときに言われました。
「たとえ倒れても入稿日には来なさい。倒れるのは入稿を確認してから。」
私は、その1回の失敗以来、この言葉を守っています。
納期に対する責任はそういうことです。
これが価格に対する対価だと思っています。
続きます。
この件は、取説-マニュアル(操作説明書)とは必ずしも関連しませんね。
次回は品質についてを書こうと思います。
次はきちんとからむと思います。