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【わかりやすいマニュアルの作り方】第69回 テクニカルライターとは その07

大きめの書棚を購入、これで仕事場の環境がすっきりして良くなりました。
今までは家庭用の書棚を使っていたのですが、今度は事務機器です。安定度と書棚の深さが大違いです。
実にすばらしい。

■テクニカルライティングと文書作成の教育

さて、前回は教育関連のことなどを含めて書きました。
日本におけるテクニカルライターは、どこでも育成されておらず、企業の努力によって「なんとかしてきた」という状態なのです。

これが、どういう結果を招いているか。
まず、ドキュメンテーション能力の水準が技術力に比べて著しく低いということになります。
それは「良いものを作ってもちっとも伝わらない」ということになります。これは広報のうまさにもよりますが、広報のネタもとであるドキュメントが製品の良さを伝え切れていないと、広報はエンジニアに取材するといった相当の努力をしないと良い広報ができないということになってしまっています。

まぁここでちょっと宣伝をさせてもらうと、僕の得意なのはこのあたりなのです。製品を触ってみて良いところや勘所をつかむ、これができるのがプロのテクニカルライターです。

だからこそ、書くことが苦手なエンジニアさんを苦しいドキュメント作成から解放して、プロに任せましょう、というのがうちの売り文句なのです。

閑話休題。
正直な話、エンジニアさんに文書が得意になるまで文章の練習しろとか、文章を書くのが得意な人に、技術の根本的なことを理解しろというのは無理な話です。

残念ながら僕にも解決策はありません。

それこそ自分のところを使ってください、あるいは他のテクニカルライターを外注として使ってくださいという提案しかできません。

また先ほどは、広報に関して書きましたが、さらに重要なこととして「安全」に関する告知や商品の売り方に関わる問題もあります。

続きます。

コメント 0

  • AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.15) Gecko/2009101601 Firefox/3.0.15
    わかりやすい文章を書くには、技術(テクニック)が必要だということすら、わかっていない人が多すぎるのでは、と思います、この国には。
    「だって・・・分かるよね?」の文化だから?

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