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【わかりやすいマニュアルの作り方】 第62回 マニュアルの形 その07

さて、今回でマニュアルの形には一区切り付けようかと思います。
実は最初に用意したネタが尽きたとも言いますが。

さて。

■リファレンスマニュアルとチュートリアルマニュアル

マニュアルには「困ったときに開くもの」と、「設置など手順の確認用のもの」があると以前に書きました。

これらは、一般的に「リファレンスマニュアル」(参照用マニュアル)、「チュートリアルマニュアル」(手続き型マニュアル)とそのままの名前で分類されています。

普通は、これらは一冊であったり、分冊にしても同じ判型であったりしていますが、本来は目的にしたがって形から考えるべき性質のものです。
特に、リファレンスマニュアルは、可能であれば電子化して検索できる方が望ましいものです。

■ゲームマニュアルは例外

さて。
ここまで書いておいて、例外というものがあります。
それは、ゲームなどのマニュアルです。

ゲームでも、これらの機能は当然網羅していなければなりませんが、それと同じくらい大切なのがキャラクターや世界観を示すことです。
したがって、ゲームにおいては、マニュアル内にキャラクターを使用したり、イラストを多用したりしたりします。デザイン性もたいへん大切です。そのため、ある程度使い勝手などは多少犠牲となる場合があります。

同様にデザイン性を優先した商品の場合も同様のことがあります。

形は意に沿うそいうのは、私の学んでいる武術の教えですが、マニュアルもそういうところがあるということです。

次回からは、テクニカルライターの話をしようと思います。

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