第51回…前回の続きです。
今回はマクラなしですぐに始めます。
取扱説明書を作成するのに希望する人材は、以下のような人であると書きました。
>「コミニュケーション能力が高い人」、エンジニアや業務担当の話をよく聞くことができる人です。
実は、ほとんどの業務でこういった能力が必要なのですが…まぁ、それは横に置くとして。
◆話を聞けるとはどういうこと?
「話を聞ける」というのはどういうことでしょうか。
この場合は、ある程度限定されています。「ターゲットとなる商品・サービス・業務について基本的な理解を持っている」ということが必要です。
できれば、お客様に近い部署、ユーザーサポートや営業などを経験していて、その商品・サービスを「お客様がどのようにして使うか」を理解していることが、より望ましいです。
取扱説明書・マニュアルは技術者の使った「製品」をユーザーの手に渡る「商品」への橋渡しのひとつです(その他の橋渡しとしてはパッケージ・広告などがありますね)。
だからどちらか片方だけの見方で、ものを見るだけでは「技術者からの言いっ放し」や「マーケティング的見地からだけ書かれていて技術的な内容が全然足りない」といった問題が発生するのです。
ではそういった問題を避けるにはどうしたらよいでしょう。
そこでコミニュケーションの能力が必要になってくるのです。
次に行うことは「レビュー」(技術的にな見方では「テスト」)です。
続きます。