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【わかりやすいマニュアルの作り方】 第26回 準備の詳細は? その3

26回目です。
使用前の準備「目」レベルの詳細の続きです。
24~25回では以下の項目について書きました。

  • 各部の名称
  • 設置

ハードウェアに関しては、「使用前の準備」の項目は以上の2つだと考えています。
さて、今度はソフトウェアについて考えます。
ソフトウェアの場合は、以下のような項目となります。

  • インストール
  • 初期設定(ユーザー登録を含む)

●インストール

ソフトウェアのセットアップです。

CDまたはDVDの挿入後、インストールメニューの表示方法を記載します。
一般には自動表示されますが、エクスプローラーなどから起動する方法も同時に記載します。これは、設定によって自動で表示されるかどうかが不明なためです。
自動起動が行われない場合、どの実行ファイルを開けばよいかを記載します。
自分のPCは自動実行が切ってあるため、複数のSetupファイルがあったり、実行ファイルがなく、ドライバのinfファイルだけしかなかった場合など、自分が苦労した経験に基づいています。
必ずしもユーザーの環境は同一とは限りません。同じ操作に2つ以上の方法がある場合には、必ずもうひとつの方法も、少なくと補足としてつけておくようにしています。

余談ですが、ブラウザ上でボタンを表示するタイプのセットアップは、ユーザーがフォントを変更している場合、必要なボタンが表示されない場合があります。実はというほどのことでもありませんが、自分が「メイリオフォント」を入れていたときに、同様の問題が発生したことがあります。
この場合は、ユーザーサポートに問い合わせをしてフォントの問題とわかり、フォントを変更することでことなきをえましたが、あらかじめわかっていれば1.インストールプログラムでブラウザに表示するときにフォントを明文で指定する(最善)、2.マニュアルに注意書きを付ける(次善)といった対策をとれただろうと思います。
長くなってしまいました。

次回に続きます。

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