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取扱説明書は読んでもらえない…

最近というか、ここ半年くらい何事かにつけて
「食器は洗い籠に入れる前に水を払い落としてから」とか
「洗濯機に洗濯物を入れるのはばたばたして平らに入れよう」
とか言い続けているのだが、いったんは聞いてくれるが、「またうるさいこと言ってる」くらいの軽い扱いでまったく実行されない。
これは、取扱説明書も一緒だなぁと嘆いてしまう。
いくらきっちり「警告」「注意」「使い方」とか書いてあっても「製品のおまけでしょ」くらいの軽いものという意識でそもそも読んでくれていない。
取扱説明書を読むのはセットアップ時とトラブル発生時だけがおおよそのユーザーの行動だろう(法務関係の話は別とさせて下さい)。
もちろん、書いてないとか、読めないのは論外として。
といったことを考えていたら、おかしいな、なんで昔はそれですんでいたんだろうと思った。
もちろん、難しい機械が少なかった(白黒テレビと冷蔵庫、コタツ、電気炊飯器くらい?)というのは大きな要因だが、としばらく考えてわかった。
昔は、町の電気屋さんが来て、洗濯機と水回り、テレビとアンテナでもセットアップしてくれて、困ったら電気屋さんに行っていたから、という実に単純な話だった。
電気屋さんはプロだから、当然できるし、買ったお客も「こうしてくださいね」と言われた事もしっかり聞く。
それに対して現在は、家電を買う家電量販店とネット通販では、使用方法と使用上の注意の説明はない。
メリットだけは言うが、使い方の注意点などは誰も教えてくれない。
取扱説明書に書いてあるはずだが、上記の理由で読まない。
買ったときに「電子レンジの中には金物入れたらいかんですよ、火ぃ噴きますよ」とは教えてくれない。
一般ユーザーには、誰も教えてくれない。
だからスマホを電子レンジで乾かそうというユーザーが出てくる。
なんか根深い問題だな。

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