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母より習った水術-目付

母に教えられたことの続き
気づきともいえる。

今日は「目付」(めつけ)について。

自分の習った泳ぎでは、面は上げて泳ぐものである
面被りでは泳がない
これはスピードよりも、長距離を泳ぐために考えられたものだと思う。

呼吸が楽になるということも勿論あるが、同時に大変重要なこととして
「『目付』(めつけ)は忘れてはアカンで」と言われていた。

今まですっかり忘れていたのだが。
「海の上では、遠くに泳ごうと思ったら、目標物から目を離してはいけません」ということを
「初島見ちょれ」(行先の島から目を離したらいけないの意)という言い方で様々な物の見方も含めて言われていた。
「似島みちょれ」と言われたは今でも謎ではあるが。(後で分かりました)

もうひとつ。
「目付を意識しながら面をあげるができると、
普通に立っているときも、目付を意識して立つことができるやろ」
とも言われていたのを思い出した。

ところが。
これを書いた後年の僕はこれをすっかり忘れていた。
緑内障で片目の視野が極端に狭まった僕は、視界のある目だけを集中して見ようとしていた。
それが先日、知人に「目に頼っている」言われて、目付を平目付けに変えて、ようやく落ち着いた。
できてないもんや。すまん、母ちゃん。

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