東京でも桜が咲きました。
いろいろなことがありますが、季節は巡ってきます。やはり暖かくなってくるとうれしいものです。
さて。
今回は、説明図の矢印について書きます。
■説明図の矢印とは
以下の図は、製品にメモリカードをセットし、スイッチを押すところを示したものです。
なお、この製品は実際には存在しないものです。
まぁ、ありがちの図ですね。
説明図としては、まあこれだけではわからないことはないのですが、普通はここにカードを入れ、このスイッチを押すといった矢印をつけます。
こんな感じですね。
これに引き出し先でスイッチおよびメモリカードスロットを書き加えればとりあえずできあがりといったところでしょうか。
多少わかりやすくなったとは思いますが、これでは、取説屋の商品としては失格です。
なぜかというと、カードスロットの位置やボタンの位置がわかるものの、どこをどうしたらいいのかちっとも分からないからです。
■矢印は説明図の補助
では、弊社であれば実際にどのように矢印をつけるか、実例で描いてみます。
「なんだ、ちょっと太くしただけじゃないか」と思われるかもしれません。
まぁ、この程度であればそのとおりだ、とも言えるのですが…
カードの方は、カードの挿入位置と挿入方向を示しています。
そして、スロットの位置を目立つようにして、矢印のフチドリを白にすることで、製品本体と矢印がまぎれるのを防いでいます。
もちろんこれがカラー画像であれば、矢印だけを赤にするといったことも考えられます。
ちなみに余談ですが、こういった矢印は水平または垂直のものを作って、回転とシアーを組み合わせて斜めにして作成します。意外と流用が効かないので毎回作り直すことになっています。
さて、もう一つのスイッチの方ですが、こちらには丸囲いがつけられています。
これもある意味、説明のために注意を引くための、ツールです。
単純に矢印をつけるだけでなく、こういった工夫が必要になってくる場合もあります。
丸囲いをした場合、画面のほかの場所に拡大図をつけるといったこともできるわけです。
もうすこし、この話題は次回更新に続きます。