10月に入ったというのに、ちっとも涼しくなりません。むしろ暑いくらいで、いまだにうちの事務所では扇風機が回り、Tシャツ姿の場合もあります。
これでは秋の味覚もなかなか出回らないわけです…
■商品の良さと取扱説明書の関係
さて。
今回は商品の良さと取扱説明書の関係について書こうと思います。
今回は弊社のポリシーなどともからんで来るのですが、その前に某社の仕入担当から聞いた言葉を紹介します。
「取扱説明書がしっかりしている商品は商品もしっかりしている」
これを聞いて、私は心強くなりました。
実は、「ダメな取扱説明書がついている商品はどれもロクなものだったことがないよね。」と続き、どうやらこちらが本文だったようですが。
■良い商品とは?
さて、ここで言う良い商品とは何でしょうか?
商品には、「価格が安い」「デザインが良い」「高機能である」「多機能である」「品質がよい」「壊れにくい・故障しない」といったことが、ちょっと考えただけで頭に浮かびます。「すぐに届く」とか、「アフターサービス完備」といったサービスの場合もあります。
さて、取扱説明書が必要なのは、どういう「良い商品」なのかを考えてみました。
まず、最初に考えたのは、逆に取扱説明書が必要のない商品でした。
すぐに出てきたのは「100円ショップ」の商品でした。
「100円ショップ」の商品は、その店のお客様にとっては「良い」商品です。
ただし、その良さは「安さ」にあります。したがって、コストアップの要因である取扱説明書は不要(と考えられており)、したがって、あまり良い取扱説明書は付いていません。
また、もうひとつ「クールでカッコいい」商品として、アップル社のiPodなどがありますが、これもまた商品の良さが「デザイン」であり「カッコいい」ことにあるため、やはり取扱説明書は最低限になっています。
ちなみに、本来はどちらも「安全のため」の取扱説明書は削除するなんてことは論外であることはいうまでもありません。
■品質の良い商品
「では、取扱説明書を重視している会社ってどこだ?」という話になりました。
自分が挙げたのはお台場から静岡に1/1モデルを移動した、静岡にあるプラモデルのメーカーでした。それに対し、共同経営者はお奨めの商品だけ売っている通販会社を挙げました。
それから、いろいろと議論をした結果、こういう結論となりました。
「弊社のようなプロの取説屋の取扱説明書が必要なのは、『品質の良い』商品を扱うところである」
そうです。キーは「品質」でした。
弊社は「品質の良い」マニュアルを制作します。それも良いマニュアルではありますが、「早い」「安い」を追求していては、安全はどうしてもおろそかになります。
ですから、弊社は「品質の良い」製品または商品を作っていらっしゃる会社と仕事をしたいと考えております。
よろしくお願いします。