「名選手必ずしも名監督ならず」出来る人は、必ずしも上手に指導できるわけではないという有名な言葉です。
この実例として思い出した小話をひとつ。
出来る人は、必ずしも上手に指導できるわけではないという有名な言葉です。
妻は「安定して走れない。特にS字やクランクでふらふらして怖い」と悩んでいました。
妻が125ccの小型d自動二輪免許を取ろうとして、和光のホンダ・レインボー教習所(←重要)に通っていたときのこと。
ホンダ・レインボーの腕利き教官も、どうして妻がこんなに安定しないのか分からず、指導に悩んでいたようでした。時間ばかり過ぎていきます。
雑談で運転のマネをする妻を見て、 僕は「あれ、 もしかしたらアクセルを開けないで走ろうとしている?」と 聞きました。
すると「 うん。アクセルを開けると速くなって怖い」と答えました。
つまり、妻はアクセルを開けずにバイクに乗ろうとしていました。当然安定しません。
「次回からはアクセルをもっと開けぎみにして、スピードが出過ぎるようだったらリアブレーキで速度を落として走って」とアドバイスしました。
結果。車体が安定し、卒業検定に合格できました。
実は、僕は仰天しました。その時まで僕は(おそらくレインボーの教官も)「バイクに乗ったらアクセルは開けるもの。むしろ開けすぎてしまうものだ」と堅く信じていました。
それだけに妻がどうして安定して走れないのかが理解できなかった。
レインボーの教官は凄い腕利き揃いだったのだが、それだけに……
どっとはらい。