身体道楽日記 その16

合宿レポート<2001/05/25>

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今回は読者が確認できた合宿レポートです。
なぜ両山泊のカウンタが回るのかという謎の一部が解明されました。

とりあえず、速報版。デジカメの写真入り。変な写真しかないのは、個人情報保護のため、顔写真の入った写真を使用していないため。

■電車で合宿所へ

やれやれである。
現在、11時30分大月行きの「L特急・かいじ」内である。
家を出たのが10時すぎ。なにをやっているのかではある。

今朝まではバイクで出るつもりで準備していた。オイルも替え、メットのシールドまで洗って、後は出るばかりだった。だが、どうしてもその気になれない。

3日前に今月分の仕事をアップして、作業を人に頼み、その足で床屋に行き、道場に行った。
あかんな、身体がぜんぜん動かないなと思いつつも、なんとか稽古を終えた翌日。
きれいに一日が「ない日」になった。切れ切れに目がさめるが、動けるようになったのは午後8時、疲労の極限である。
まぁ、これは自分のせいなのだが。

とりあえず、出る前にコースを自分のホームページで確認(前の合宿のレポートだ)して、いいかげんに出発した。
ま、それでも。電車はコケない。安心して合宿所に向かおう。

大月から富士急に乗り替え、さらにバスで河口湖から本栖湖へ向かう。



富士急の車両(大月駅/2両編成である)

■合宿所にて

合宿でしか会わないメンツにも会う。チェックインして、稽古着に着替え、合同練習へ。
コースが別れた後は、例によって「形意拳強化訓練コース」になるが、とりあえずここでは太極拳である。
朝飯しか食べていないので、いいかげん腹が減ってきたが、稽古の開始時間が迫るため、食わずにそのまま稽古に行く。
合同稽古の後、開会式、さらに別れてコース別の稽古となる。
今回はカメラを持ってきて撮影などもしていたのでとても忙しい。
カメラだけでも結構重いのに、三脚があるので余計に動きを制約する。まぁ、カメラも自分の道楽だからしかたがないが。

稽古については「劈拳を打ちました」以上終わりなのだが、一応感想なども書いておく。
今回は数よりも丁寧な形を重視していた…つまり、止まる。そして、とても遅い。ようするに、数以上にキツい。
一時間かけて、劈拳300である。しかし、参加者は誰一人この数字を信用していなかったのは秘密だ。少なくとも4割、へたすりゃ6割は多いはず…とか各自考えていたようであった。
ところで、今回はどうしたわけか自分は自動モードに入らなかった。自分個人としては、足の皮膚を痛めているので(アトピーである。決して水虫ではない)足に妙な力がかかり、別の意味でつらかったということがあったためかもしれない。
せっかく巴里華撃団のテーマを仕込んできたのに、残念ながら1フレーズも鳴らなかったのは遺憾なことである。

面白そうだったのは隣に見えている「形意拳コース」であった。劈拳をテニスコートの片道分打ち終わって転身してみると、三体式なりそのほかの五行拳の定式なりでずーっと動いていなかったりしていた。
「あれじゃ、どっちが特訓コースかわからんな」というのが、見ていた人間の感想。

稽古終了後、宴会(立食パーティ形式)。シャワーを浴びる暇もなく、慌ただしい。さらに、カメラをかついでの移動となるので余計である。
会場のあちこちで、まだ推手をしている人がいたりする。むーん。



「差し入れだ、写真を撮れ!」と言われました…

 

食べものは大量にあった。しかし、みるみるうちになくなっていく。太極拳の運動量、おそるべしである。
ここで、両山泊の読者が数名潜伏していることが発覚、覚えのある人はメールをくれるか、掲示板の方へどうぞ。会社のアドレスしかなくてやばいという人は、Webのフリーメールでもいいですよ、と。

パーティの後は、先生への質問コーナー。残念ながら内容は内緒。聞きたい人は来年の合宿に参加してください。
ただ、ひとつだけトピックを書いておこう。
「先生の発けいを受けてみたい」というチャレンジャーが登場した。どよめく場内。
自分も思わずカメラを忘れ、見物してしまう。
さっと指導員がチャレンジャーの後ろに回り、サポートの位置に着く。軽く飛ばされるチャレンジャー。参加者がわく。ほのぼのとした光景だ。

パーティの後は、別の部屋に移動して質問の続きとなる。残念ながらこの内容も内緒。ただ、パーティよりは酒瓶の数が多く、それなりのことはあった。
かわいそうだったのは喫煙者のかたがた。「あんたら、ベランダ行け」であった。なーむー。

夜の話はあまり書けない。怪しいビデオがあったり、暗い屋外で推手をしている一団6〜7人がいて、ついでにそこにまじって何かしていたような気がするが、言わぬが華であろう。

1時頃就寝。室内に雑音発生元があり、あまり眠れない。
他の部屋の人の話を聞くと、外には暴走族などもいたらしい。

「暴走族が煩かったんなら、文句言いに行けばいいじゃないですか」
「いやー、そうしたら討伐隊になっちゃうよ…」

■合宿2日目

朝から雨。前日にバイクででたくなかったのはこのためかもしれないなぁなどと考える。
おきる前まで、眠りが浅いせいかいろいろと変な夢を見る。大学に落ちる夢はさすがに気分が悪い。
何回もいろんな人の目ざましが鳴るのが難儀である。
7時より全員で太極拳。朝食前なのでちとつらい。
まぁ、とりあえずこともなし。

雨天のため、会場が変更となる。
スケジュール表では「鍛練コース」の雨天会場はないのだが、急遽形意拳の場所の一部が提供されることになり、鍛練クラスは継続される。
今日は崩拳。
今日はより細かく直しが入り、ついに自動モードになった。
約2時間で500とのこと、この数については(以下同文)であった。
しかし、手を抜けない。ちょっとでも楽をしようとすると、手の位置を直されたり、姿勢を直されたり、低くされたりする。
別に、手を抜きたいのではないが、身体の方がキツいというのだ(笑)。

その後、短い時間だが、推手をおこなう。
たぶん、鍛練コースと推手の場所が同じだったからできたことだろう。そうでなければ、時間一杯崩拳を打っていたはずだ。現に、太極拳コースの時間経過後は推手の予定だったが、崩拳の打ちつづけであった。
それでも、少しだけとはいえ、推手ができるのはうれしい。
指導員の方々に端から飛ばされて、その後に他の会員方と推手をする。さすがに教える側に回っているのは、うれしいような悲しいような。
推手が終わると閉会式。あっという間である。
指導員の方の演武の後、終了。
ちょうどカメラ(アナログ)の電池が切れかかっていたが、辛うじてまにあってほっとする。
計4本のフィルム+デジカメで撮影した。

この後は、自由参加の稽古があるが、それには参加せず、帰宅。
河口湖までホテルバス、河口湖からは中央高速バス。ちなみに現在はバス車中であり、八王子付近。
帰りの金額はわずか1700円。なんなんだかなぁ。
とにかく、これで合宿は無事終了である。あとは帰って犬の散歩をするだけだ。


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