身体道楽日記 その3

'98国内合宿レポートその1<98/06/02>

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先日の合宿の詳細レポートをば。

……手が痛い、足が痛い。とーーっても痛い。マジで痛い。

まったく、こいつは合宿のせいである。痛くてかなわない。腕の派手な日焼けと足の裏のマメ。見事な火ぶくれ、水ぶくれ。
ううう、痛いぜ。

さて。というわけで合宿に行ってきました。


■合宿の宿へ

普通の場合なら、道場からのバスとか、直行バスか、自家用車なんかで行くものなのだが、今年の僕は合宿前日まで、仕事で土日出社の恐れがあって、バスの予約もできないし、まるっきり用意ができていないのだ。
前日の夜に道場に行って、案内だけもらっているが、はなはだこころもとない。
朝7時に起きて、適当にバックパックに荷物を詰め込む。
とりあえず、着替えと練習着だけ。
「えっと本栖湖だっけ」湖の名前からあやふやなんだから始末が悪い。
もうちょっと体調が良ければ、愛車{銀次}ことGB500TTで行くのだが、なにせ身体がまるっきり動かない。やむなく電車で行くことにした。
8時半頃新宿へ。2本ほど待つと、都合よく「大月行き」の中央線が来る。
電車に乗り込んで席に座る。ほんの一瞬、高尾あたりの駅にいたような気もするが、まるっきりブラックアウト状態である。こんなんで合宿に行って平気だろうか。

とにかく、ざわざわした気配で目を覚ますと、もう大月だった。
うーむ。よくも寝たものである。さすが公共交通機関。バイクと違って寝ていてもちゃんと着く。ま、バイクでも寝ていても走れることがあるなんてことを知っているのは秘密である。

大月駅で、通勤定期を出して「乗り越しです」と言う。駅員さんが駅名から判断できずにびっくりしたような顔で(当然である。片方は渋谷だが、もうひとつは地下鉄の駅だ)「新宿からですね」と言われる。
1200円ほどかかる。

富士急に乗り換える。1250円。
河口湖まで。富士急ハイランドの名前がこの線から取られていることを始めて知る。このあたりはバイクでしか通ったことがない。
いい景色なのだが、やはり眠い。半分くらいうつらうつらしていると、もう河口湖に着いた。だいたい10時半くらいである。
しかし、本人はほとんど寝ているばかりなので時間が掛かった意識がない。

河口湖から本栖湖までは路線バスに乗る。
バスは15分ほどで来たが、これを逃すと次のバスは2時間後である。
バスに乗って、すぐにわかった。この道は走ったことがある。
と言っても、去年の合宿にはバイクで行ったのだから当然なのだが、バイクで見る低い視点とバスの高い視点では、ずいぶん景色が違う。
バスはガラガラ。3人しか乗っていない。
途中、精進湖の側を通る。キャンプ場がある。ひさしぶりにキャンプに行きたくなった。
結構、長い距離を走る。本栖湖に着いたのは昼過ぎ。

本当なら「本栖入口」で降りたほうが正しいのだが、あえて「本栖湖」まで行く。
合宿のホテルに直行するには早すぎるし、腹も減っているからである。
目的は湖の周りのレストランである。山梨まで来て「ほうとう」を食べずに帰ってはいけないのだ。
というわけで、土産物屋兼レストランに入り、「ほうとう定食」を食べる。
ううーむ。朝早かっただけに腹は減っている。けっこう量があったが、ぱくぱくと食べてしまった。
腹がくちくなると、適当に湖のあたりをぶらぶらして、スタンドで売っていた「巨峰ソフトクリーム」を食べる。なかなかうまい。
他の皆はまじめに稽古をするつもりだというのに、ひとり旅行記分である。
もっとも、せっかく空気がいいのに、こういうことはしないと損である。
時間が1時を回ったので、ホテルにいくことにする。
途中に神社があったのでお参りをする。
結局、ホテルに着いたのは1時半ころだった。

と、これだけ書いて、まだ合宿の宿に着いただけ……

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