●身体道楽日記 その2●
普段の稽古風景<98/05/15>
本サイトの内容は、「両」こと石井宏治個人が勝手に書いているものです。
記載内容の全責任は「両」にあります。内容に間違いなどがある場合や、クレームは「両」あてにお願いいたします。
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全体で一時間半のメニューを、参加者の方から見たものです。指導員の方が読んだら、きっと泣くに違いないと思うところもありますが、そのままにしてあります(^^;)。
そのままにしたのには、理由があります。1つには、正確に書くと、特別な用語を使わなければならないので、普通の人にはかえってわかりにくいということです。もうひとつは、僕が、そもそも正しい用語を覚えていない(T_T)ためです。
礼
説明不要ですね(^^;)
抜筋骨
すごくおおざっぱに言うと(^^;)、ストレッチ兼柔軟です。
これが十分ほど。
とはいえ、これをきっちりやろうとすると、腰をしっかり回し、胸を開くので、楽ちんというわけではありません。
平泳ぎのような動作、手を上に伸ばして組んで左右に揺すって脱力する動作、左右に腰をひねって、右手で左足の足首をつかみ、また左右にひねって逆の足首をつかむ、そして、左右に向くまで手をぶらぶらさせる動作がある。正確な名称は雑誌に掲載されていたが、もうすっかり忘れてしまった。
ちなみに、きちんと動作名を知っている人が読んだら泣くような解説であることは
マニュアル屋の僕はよくわかっているのである。
站椿
全員でやります。
はためには、手をさまざまな形にしてちょっと腰を落として立っているだけ。だが、これが見た目より楽ではない。
さらに、進度によって先生がつける注文が全然違うので、先に進んでいてもちっとも楽にはならない。
おおよそ10分から15分くらい。
単練
単体での稽古。
手刀みたいな打ち方、按(掌で打つ)、斜め下への払い、斜め上への払い、擠(両手を重ねて打つ)の順にそれぞれ5本ずつ。これもきっと名称があるに違いないが、僕は知らない(^^;)。
套路
ここで、正宗太極拳までのグループと形意拳を習っているグループに別れる。ちなみに、正宗太極拳を習ってから形意拳を習うというカリキュラムである。
正宗太極拳のグループは、全員で正宗太極拳を最初の十字手までの14式を稽古し、それから、それぞれ正宗太極拳を習う。
形意拳のグループは、まず道場の短方向を一往復(片道3回打てる)ずつ劈拳、鑽拳、崩拳までを打つ。
ここでさらに2グループに別れ、五行拳を全部習っていないグループはここまでの3種の拳でそれぞれ3往復し、それが終ると楊家太極拳の套路を習う。
五行拳を習っているグループは、劈拳・鑽拳・崩拳・炮拳・横拳をそれぞれ4往復ずつ、転身を含めて打つ。
さらに、習っている人は五行相生拳、形意連環拳、四把、八勢の套路をそれぞれ2回ずつ稽古する。指導員がつくかどうかは曜日によって違う。とはいえ、一見指導員がついていなくても、リーダー役の先輩は実は指導員だったりすることがあるので油断は禁物である(と言ってもねぇ、油断して手を抜いたら自分が損なだけだし……)。
4つの套路が途中までの人は、習ったまでのところで離脱して、あとは自分で練習する。
4つの形意拳の套路が終る頃に、ちょうど楊家太極拳の指導が終り、楊家太極拳以上を学んでいる人は全員で套路を行う。ちなみに、ぼくはなぜかまだ通して順番を覚えていないという気がするが、これは秘密である。誰にも言ってはいけない。
クラスの半分が楊家太極拳をやっているころには正宗太極拳のグループの指導も終り、残りの時間は抜筋骨か站椿の復習を行う。
推手
四正推手→双推手→単推手とグループに分けて推手をする。
いちばん進んでいる人と、初めての人が稽古するように組み合わされる。
もちろん、少しでも進んでいる人がある程度指導できるということを目的としたものだが、実の所、初心者にとってはまるでかなわない先輩方が指導員に手もなくヒネられたり、ふっ飛ばされたりするのが見られることになる(^^;)。
ちなみに、上級者ほど先生によくぶっとばされます、
生徒の数が少ないと、指導員の方と長時間推手ができる。楽しいには楽しいが、体力をごっそり削られるという欠点がある(^^;)。
ちなみに、何本かある柱には気をつけないと、角に背骨をぶつけ、「ぐぎぎ」とか言いながらころげまわることになることがある。
護身術
レベルに応じて、簡単な使い方を稽古する。
正宗太極拳のグループは腕をつかまれたときの対処などを習う。
形意拳を習っているグループだと、突きを流しての簡単な用法、3つぐらいの動作の短い稽古を行う。2種類か3種類稽古する。
内容は僕の文章力だとうまく書けません(笑)。
正宗太極拳
全員で正宗太極拳の套路を全部通す。
習っていない人は、適当にマネをして動く(^^;)。
質問と礼
套路が終ると、質問をつのり、なければ簡単に太極拳の説明などしてそれから礼。
掃除
掃除は練習の参加者の自由だが、大概は初心者の方が掃除用具置き場に近いので、ほうきがなくなる。
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