身体道楽日記 その22

2003国内研修レポート(2/3)<2003年08月10日 日曜日 >

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■研修開始


別室に移動して、開会の辞を聞く。開会式は滞りなく行われた。
開会式は無事終了。わりと短い時間で終わる。
さて、その後はいよいよ練習の開始である。
例年のごとく、それぞれのやりたいクラスに分かれていく。
と。
何人かの【特訓クラスにいくに決まっているはずの人達】の何人が、なぜか他のクラスへと向かうのが見えた。
「どうしたぁ、そっちは違うぞぉ」と正しく教えたにも関わらず無視される。ひどい。うらぎりものぉー、今度(以下検閲削除)てやる。←嘘です。
今回の鍛錬コースは、そこそこの人数である。そんなに多すぎもせず、良い塩梅である。

さて、練習開始。例によって抜筋骨だけやってから、やはりゆっくりと劈拳を打つ。今回はとてもありがたいことに、回数をチェックして記録している。前回のような「いまいくつだったっけ、うーん、じゃあ○○(あるべき数字より当然低い)ということにしよう」の心配がなくなったのである。

ところで。実は僕は恥ずかしいことであるが、この時に失敗をした。
「数を打つのだから、すこし高くして楽をしよう」と考えて、ちょっと腰を高くしていたのだが、これがいけなかった。ある程度以上の数になると、足腰の負担よりも、正しくない構造で立つ負担の方が大きく、かえって低い姿勢で打つよりも変な疲労をしてしまったのだ。せっかくの練習だというのに何をやっているのだか。
ちなみに、この日は劈拳を300と比較的抑えめな数字であった。これは、別にゆっくり打ったためではない。実は去年まで指導してくださっていた先生は、正規の練習時間終了後、レセプションぎりぎりまでずーっと劈拳を打ち続けていたので、500といった数字が出ていたという驚愕の事実を知らされたのはこの時であった。とはいえ、実はその方が良かったりするかもしれないと思ったのはもちろん秘密である。
身体はその500を予測して対応していたので、300では少し不完全燃焼感が残る。そこで自主的にもうしばらく打つ。この時に低い姿勢に直し、できるだけ正しく打ってみたところ、この方がかえって楽だと判明した。まったくアホウな話である。
しばらく30分ほど、五行拳をとりまぜて練習する。一種類だけを打つよりも混ぜた方が体が楽であるからというのは言うまでもない。
レセプションの30分前になったので、部屋に戻って着替えをする。そのままでは汗臭くて食事がまずくなるからである。うまいメシはすべてに優先する。

■重要な食事

会場の大広間に移動。
今回は133人の参加者と、指導員が20人ほどということで、結構な人数である。
適当に良い位置(食べ物に近い位置ともいう)を物色して座る。
全員が着席したところで、レセプション開始。さすがに開会の挨拶は皆、静かに聞いていたが、「では、皆様おなかもすいているでしょうから」の言葉と共に、飢えた野獣に変貌した。
とりあえず、デザートを確保。たしか去年はデザートに関してはなくなったらそれまでで補充がなかったためである。それから、適当に食べ物を取ってくる、食べる、食べ物を取ってくる、食べる、食べ物を取ってくる、食べると繰り返す。
席が落ち着くのは食べ物が半分もなくなってからのことであった…

食べ物は和洋中華とそれぞれたくさんあった。だがそれでもなお、僕は刺身を取り損ねでしまった。刺し身だけは一度なくなった後に補充されなかったのだ。この恨みいかにしてはらすべきか。
食事の後は、先生への質問コーナーとなる。さすがにこれを書いている時点で結構時間が経っているので質問内容までは覚えていない。とはいえ、支部の方の質問が多かったように思う。
テーブルではそれぞれのグループの練習内容について話をする。「いやー気功が長くできて楽しい。普段の時間だと短いから。」などと聞くと、来年は気功クラスに出たいなあと思う。だがしかし。

食事が終わると、二次会として別室に移動して先生の話を聞く。


こういうところで話を聞いたのです

こちらでは会員が持ち寄った日本酒を飲みながらとなる。どういうわけか、みな良いお酒を持ってくるので、ここではうまい酒が飲める。とはいえ自分は酒自体が飲めないため、味見程度しかできないのだが。
ここでも先生への質問コーナーとなる。「気について」とか「練習方法について」とかあったように思う。だが、練習後で眠いのと、酒が少し入っているので記憶が曖昧だ、ということにしておく。半分は大人の事情。まぁ正規の記録は誰かが書いてくれるだろう。ここは個人のサイトででいい加減なことしか書かないから、あまり気にしてはいけないのである。

二次会が終了したあとは、それぞれ部屋に戻る。が、部屋に戻ってテレビを見ていてもちっとも面白くないので、あたりをうろうろすることにする。
幸いラウンジまで行ってみると、予想通り他の会員が何名かいたので、そこに紛れ込んで話をする。練習の話や推手の話をしばらくする。推手の話も、普段は話さないようなちょっとしたインチキのようなテクニック(足を踏んだり、膝で……とか)の話で盛り上がる。普段教室では、スタンダードなやり方をしているだけに、こういう話はあまりしない。しかし、実際には結構好きだったりするのだから、血の気が多い連中である。もっとも、それは自分も含めてだったりもする。
さらに、ここでは書けないような怪しい話やら、危ない話やらで盛り上がる。まったく書けないのは残念千万なことである。
だいたい12時ぐらいになったので、話を切り上げて部屋にもどる。小涌園といえば大きな温泉で有名だが、わざわざ大浴場に行くのも面倒臭いので部屋にある小さな風呂に入ってシャワーだけ浴びる。
布団に入ったらあっさり眠ってしまった。さすがに台風と練習で疲れていたのだろう。

 


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