身体道楽日記 その23

2003国内研修レポート(3/3)<2004年01月14日 水曜日 >

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例によって、練習の内容を書かない、合宿レポートです。

■2日目 閉会式まで

同室の人が先に着替えなどをしている物音で目を覚ました。
まずは、一度大広間に集まって、朝の練習である。小手返しで投げられたりしつつ、練習開始を待つ。
練習は、例によって抜筋骨から気功、太極拳を最初の十字手まで。これで身体が目を覚ます。
このとき、ちょっと面白いことがあった。
気功の時に、わずかに指の形の修正を受けたのだが、それにより「通る」感覚がはっきりと生じたのだ。この感覚は、その形を維持するとずっと続き、いままで間違っていた点があったことがよくわかったのであった。


とりあえず簡単に荷造りをして、朝食に行く。
朝食をバイキング形式で、和食またはパンを好きなだけ取れる。練習のためのエネルギー供給のためにたくさんとって馬のようにばくばく食べる。男子の会員はそれぞれ2人分ぐらい食うのでホテル側としては迷惑な話であろう。まぁ、調理人に一番失礼なのは、食べ物を残すことだそうだから、倍食べるのは喜ばしいことかもしれない。


朝食バイキング


腹が一杯になったところで、一度部屋に戻り荷物を移動して練習開始となる。
今度は崩拳である。
昨日の教訓を生かし、しっかり正しく低い姿勢で打つ。低くても、正しい姿勢の方がやはり楽だ。
練習の内容は省略。崩拳を打つ、崩拳を打つ…を繰り返して書いても、書く方はコピーペーストだけですむのでとても楽でよいのだが、読む方はつまらないだろう。
時間いっぱい打って、千本。
つらくはないのだが、途中でちょっと飽きる。一人で千本打つのが難しいのは、このあたりが理由だ。途中で飽きるのと、数がわからなくなるのだ。
最近は、公園でやるときは、往復するたびに正の字を木の枝で書いているので、あとは掛算をすればわかるのだが、たくさん打った後だと、掛算ができなくなったりもすることもよくある。なんだかなぁとも自分でも思うが、頭が悪くなるのは否めない。
ともあれ全員無事、千本を打ち終わる。これで、公式の練習は終了である。急いで記念写真を撮って、閉会式の会場に移動する。

閉会式では、例年と同じく挨拶と演武と締め。
千本打った後で、脳内の当分が不足しているので、詳細な記述はできない。やむをえないことと了承して欲しい。
今回は、一眼レフが前述の理由で使用できなかったため、カメラマンはやっていない。

■追加練習〜帰宅まで

閉会式が終わると、しばらくうだうだした後に、急いで向かいのコンビニへ行く。当然ながら、食料の調達のためだ。
いくら朝食をたくさん食べたとはいえ、あれだけ運動すればエネルギーは空っぽである。しかし、午後の練習(自由参加)の開始が迫っているので、たいへんに忙しい。
とりあえず、サンドイッチと甘いパン、ついでに午後の紅茶を買って、手早く食べる。それでも食べ終わるのとが間に合わず、サンドイッチの一袋は練習後まで取っておくことになった。
そして。
ようやく待望の推手である。合宿にきて、全然推手ができないのは悲しい限りなのだ。とりあえず、対人の練習もしたいのだ。まぁ、部屋のなかでこっそりと推手をしてはいるが(むろん、このことは秘密である)、さすがに無理なことはできないから、自然と抑えめになる。これではさすがに対人練習が不足なのである。
大きな2重の輪を作って、推手を始める。相手の方は、僕よりも経験が浅いらしく、力みがあり、しかしパワーがある人だったので、ちょこっと技をかけてみたところあっさりとかかったので驚いていた。本部だと、面が割れているので、こういうことはまずないのでちょっと楽しい。
そのうちに指導員さんが回ってくる。いつもの通りぎゅうと言わせられる。周囲が広く壁や柱がないのはとてもありがたいと思ったのだが、やはり床だけはあるのであった…。
3人ほど相手が変わった後で、散手の練習に移る。普段はあまりやらない種類の脚を練習する。そのとき、脛に肘が当たってしまい、それなりに痛かった。もっとも、顔には出さなかったので「大きな音がしてたけど、変だなぁ」くらいにしか思われなかっただろうが、実は後に大きな青あざができていたのであった。

そうして、しばらく練習すると、時間が来て終了となる。これで、すべての練習は終了となる。時間的にはそう長くないが、濃い時間であった。

全体で挨拶の後、手早く着替えをして、箱根登山電車へ。
前日の天気が嘘のように快晴であった。


良い天気 うらめしい。。。


もちろん、電車の中では眠っていたので、新宿までの記憶はほとんど無い。
新宿からはいつもの経路で自宅へ。もちろなん、なにごともなく無事に帰る。
よい合宿であった。

 

 


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