門番の小言

<両山泊番人の小言の部屋>


■最初のことば
ここは、最初は非公開で開始しました。そのころの冒頭の言葉です。わざと残してあります。


あ、見てしまいましたね。というか、よく見つけましたね。
もしかして、サイトを全部落としているっすか?
ここはサイトの更新にも入っていない、作者の非公式の繰り言を書くところです。
何か書いてあるかもしれないし、書いてないかもしれない。
下手すると、BBSへのレスなんかが書いてあるかもしれない。

とにかく、そんなところです。

ここの内容および更新については期待しないでください。


■自転車・泳ぎ……(99/04/29)

最近といってもここ半年、ある技ができるようになった。
ちなみに、どうということのない基本技である。技それ自体は中國武術どの門派にも共通するようなものである。
ただ、技の方法が説明できない。できるようになった後には「こんなもの」でしないのだが、その方法を言葉で伝える術が無い。
自転車の乗り方、泳ぎで浮くこと、そんなものと同じことなのだと思った。

■役割(99/04/29)

高校の頃の友人の話。
まぁ、それぞれに優秀な連中なのだが、頑固な人間3人はなんらかの形で事業主へと踏み出した。
なんだかなぁ。そういうものかもしれないが。

■ポチの幸せ(99/04/29)

独立してから、なにが変ったといって、家にいるようになって、ポチ公と過ごす時間が増えたことだ。
とりあえず、庭でゴロゴロしていて、僕が出かけるときはついて来たいそぶりをみせ(ついて歩くほど速く歩けはしないのだが)、帰ってくると嬉しそうにする。一応毎日散歩に出る。
それだけのことだけれども。
たぶん、ポチ公はお袋がなくなってからひさびさに幸せだといえるのではないかと思う。犬の気持ちまではよくわからないけれども。

■こういう小言は(99/04/27)

昔、といってもほんの数年前まで、こういったことはニフティーのフォーラムに書いていた。それがいつしか、(いまはなき)ホームパーティやパティオにうつり、最終的にはこういう個人の場所になった。
場所としては妥当だが、コミニュティが崩壊したんだな、と思う。

■迷っている(99/04/27)

前の書込みにも続くが、僕はおおまかに言って自分のために武術をしている。
だから。水術については迷っている。
少なくとも、始めた理由は後世に残すためではない。自分のためである。
そんな重たいもの渡されたって困るのだ。
とりあえず、今は判断を停止している。迷っているときにぐちゃぐちゃ考えたって結果は出ないから。

答えはいつ出るんだろうか。

■切り捨てたもの(99/04/26)

あるとき、あるきっかけで「強くなろう」と決めた。
それは間違った判断ではなかったと今でも確信している。

けれども。

それなりに切り捨てたものもあったのだ、と最近になってわかった。
同じ形では取り戻せないものである。
気がついただけ、良いかもしれない。切り捨てたものと同じでなくとも、同種のものなら、まだなんとかなるかもしれないし。

■例外(99/04/23)

犯罪のたいがいについては状況次第だと思う。自分だってなにかの拍子にするかもしれない。

けれど、それにも例外がある。

強姦、放火、薬物 こいつらだけは許せない。別にそういう趣味の人がそういう遊びをするのは止めないが。
そうそう。僕の前では「男なら誰だって…」とか言わない方がいい。僕はいい顔をしないことがわかっているから。

■人のカンバン(99/04/23)

他人のカンバンを欲しがる人が多い。とっても不思議だ。
まぁ、流派でも、チームでも何でもいい。『俺様は(あの有名な)●●の一員だぞ』といいたいらしい…が。
他人の看板なんかもらって何が嬉しいんだろう。
僕はたとえブリキの安カンバンでも自前がいいと思う。

■法と規範(99/04/25)

前に某所のチャットで「僕は法に従って行動しているわけではない」という意味の発言をしたら「じゃあ、殺人や盗みもやっていいと思うのか?」とつっこまれた。
ま、どちらも状況次第だと思うが(すべての犯罪についてこういうわけではない。別記)とりあえず、僕はどっちもしない。
別に、法に違反するからではない。自分がしたくないと思う、自分の規範にふれるからである。
だから、たとえば自分あるいは大事な人に刃を向ける相手がいたら、その時点では相手を傷つけないという制約はふっとぶ。
別に、自衛がどうとかといった法律とは関係が無い。

最終的には、自分自身の規範によって行動している、と思う。

■ビッグサイト(99/04/23)

東京ビッグサイトに行ってきました。たくさん本がありました。
ここで「あ、同人誌即売会行ったな」と思った方はお帰りください(笑)。
国際ブックフェアです。
ネットでお仕事をしている方が上京しているので会いに行ったのだ。

しかし……なんちゅーところだ>ビッグサイト
幕張もそうだけど、なーんもないところによくもまぁ、あげなものを……
つくづく日本って金持ちなんだなと思ってしまう。

■ヤ〜マ〜トぉお〜 ズッチャラ〜♪(99/04/22)

ビッグゴールド「銀河鉄道999 総集編5」には、ヤマトが出ている。
もちろん、あのヤマト。
波動砲もぶっぱなしている♪
いや〜、権利とかいろいろあるんだろうけど、松本零士の描くヤマトはやっぱりええ。
ちなみに、インターネットで連載してます>999
このアドレスですな。
http://ginga999.shogakukan.co.jp

■理不尽な姐さんたち(99/04/22)

先日のオフでは、裏のドレスコードとして「着物」があった。
実にきれいで楽しませて頂いた…のだが、前日のRTで「両さんも着物」と言われたのには参った。
「あのー、作務衣か浴衣か柔道着しかないんですがー」
「じゃあ、作務衣着てきて」
「四月に作務衣ですかぁ……凍えますよ」
というやりとりがあったのだ(ちなみに、洋服で行きました)。

ところが。
オフでのやりとり。
「じゃあ、夏になって暖かくなったら作務衣を着てきてもいいです」
「何を言っているのよ。真夏に着られる着物なんて、皆持っていないからだめ」
「へ?(@_@)」
「単の着物でも暑いのよ」
(作務衣を四月に着るよりマシだと思うけど…)
「では、浴衣…」
「何を言っているの、浴衣なんか着て電車に乗れる訳ないじゃない」
(あのー、作務衣もそうなんですけどー)

もちろん、()の中の言葉は口にされることはなかった。
姐さん方には勝てないことが立証されるだけだからである。
ちなみに、姐さん方のおっしゃっていることは全部正しいのである。作務衣を着てこいという部分には異議があるんだけれども。

■理はスパーク(99/04/22)

あちこちのサイトを見ていると、武術とか武道の「理」について一生懸命に話をして、その理を身につけようとしているのを目にする。
けれども。前に武館の「レベルアップは2ストローク」でも書いたが、理をいくら学んでも、それは単にスパークプラグの発火でしかないのだから、普段の地道な稽古による圧縮行程ないかぎり、爆発することはありえない。
基本を理に沿って学ぶか、基本ができてから理を学ぶ、という方法を自分はしたい。
「巻き物を読んだら強くなる」ということは無いのだから。

■風貌(99/04/19)

先日、某フォーラムのオフがあった。そのときのこと。
そのフォーラムには1年ほど前から出入りしている。つまり、サラリーマン時代からだ。
ところが。

「えー、じゃあ、この前お会いしたときはサラリーマンだったんですかぁ?」

がーん。


いったい何に見られていたのだろうか。

■『Shall we ダンス?』 ふたたび(99/04/19)

『Shall we ダンス?』という映画は、武術の稽古をしているととっても身につまされて、ちと笑えないほどだ、と前にどこかで書いた。
さて。昨日Kさんという仕舞を稽古されている方とこの映画の話になった。
と、やっぱり「あれ、そーなのよねー」と頭を抱えるのであった。「『そんなにいい姿勢をしているとすぐにバレますよ』とかって、ねぇ…」
ダンスでも武術でも仕舞でも皆同じなのだなぁ、とつくづく思ったことであるよ。

■ガキといっても(99/04/19)

ガキの話の続き。
僕が日が暮れた後にGBで走っていたときに、すぐ前を無灯火の原付が走っていたことがあった。たしか2人乗りだったと思う。
夜は視界が悪いので、無灯火で走られると大変迷惑なのである。こっちだってぶつけたくないし、神経を使う。
たまりかねて、注意した。
「ヘッドライトぐらいつけてたほうがいいぞ」
と、その原付小僧の返事。
「なんで?」
さっきからずっと考えていたことがすらっと出た。
「テールライトが点いてないから、後ろから追突されるからだよ」
すると、彼は「ああ、なるほど」と言って素直にヘッドライトを点灯したのだった。
今回の話でも「そこで座っているとジャマだから立て」と言ったから素直に立ったのではないだろうか。これが理由無しとか、行儀が悪いとかでは立たなかったんではないかなぁと思った。
言うべきときには言わなければならないが、言う方もきちんと納得できるようにいわなければならないと考えた。
だから、「行儀が悪い」とかだけぶつぶつ言っているだけのやつらは嫌いだ。

■だらけるな、くそガキ(99/04/18)

高田馬場から新宿への山の手線の車中に学生服の男子が乗ってきた。
つり革で懸垂するのはまぁ見逃してやろう。
けれども。
5人のうちの1人がだらっと通路に座り込んだのには呆れた。
しばらく見たが、誰も注意しない。仕方がないので、僕が言った。
「そこ、そんなとこですわってんじゃない。ジャマだろうが」
高校生は、言われると立った。考えてみるとこれも根性が無い。
そして、彼らは原宿でおりていったのであった……

■久しぶりに学者を見た(99/04/18)

伝統芸能フォーラムのオフ(着物のきれーなおねーさんがた(^_^)といっしょ)で「華麗なる能装束展」を見てきました。唐織とか厚板とか説明を受けましたが、ようは全部絹の織物。
で、展示解説をしてくださっていた山口先生がすばらしかった。織物の復活のためには良い糸がいる→そのためには良い蚕がいる→そのためには良い桑がいる で、桑から作っていらっしゃるのだ。
問題は話が(とてもおもしろいが)とても長いこと。3時から1時間半の予定の展示解説だったが、4時15分(閉館15分前で打ち切り)になっても終っていなかった(^_^)。学者はやっぱりこうでなくちゃ。

■信じるということ(99/04/17)

個人的なグチだけど。(って、こんな裏ページに他に何がある?)
「先生を試す」とか「わからないと他の武術をやってみる」とか聞くと、非常に疑問を感じる。そういう人には「あなたは、先生を信じていないのですか?」と言いたい。
もうひとつ、結果(できるようになった人の状態)を聞くのって意味があるのだろうか、とも思う。その状態に至るためにブレークスルーを経なければならないとしたら、まるで無意味なというか、むしろ聞かないほうがよいことになりはしないだろうか。

■縁って何だろう(99/04/15)

ときどきというか、最近繰り返し考えている。
クサレ縁ってのもあって、こいつが意外と強力で、どんなに力をつくしても切れてくれない、なんてことも含めて。

■頑固者の応援(99/04/14)

よく考えると(考えなくても)頑固者って応援してもしなくても、意見を変えないのではないかという気が強くする。
とはいえ、だからと言って応援をやめたりもしないのである。
どっちもどっちというやつであろうか。

■最近の両山泊(99/04/12)

最近アクセスが増えるとともに、どうしたわけかおいでくださっている読者が変わってきているように感じる。
ちょっと前までは、僕のところに来ているのは、ほぼ武術関係者だけと思っていたのだが、どうも最近はそうでもないらしい

うれしいことである。

■向井流について(99/04/12)

向井流についてちょこっとだけ。
向井流って、ほとんど知られていないと思うけれども、武術関係の有名人では武田惣角氏が学ばれていたということです。また、その関係から大東流のお弟子さんでも習っていらっしゃった方がおられました。

なんでこんなこと書いているかというと、最近「水泳なんて身体に悪い」と言われて、腹が立ったからなんです。
この話をすればその主張はただちに引っ込んだに違いないが、僕はそこまで親切ではないのであった。

■我流に戻る(99/04/12)

江口先生が亡くなられて、考えた。
僕は結局のところ、最初の「初伝」までも届かなかった。では、僕のやっているものについてはどう考えるべきだろうか、と。

結局、また「我流」に戻ることにした。

亡母に習ったものも、江口先生に習ったものも大切なものである。
しかし、いかんせんいずれも名乗りを持てる水準に達していない。であるならば、名乗りは「我流」となるしかない、と。

■悪党ということ(99/04/12)

一応、「悪党」と自称している。
もちろん、善人ではないからだが、他にももうちょっとだけ意味がある。
興味のある人は保元物語あたりを参照してください。