2001/07/08のツーリング
両山泊トップへ 馬房のページへ
暑い。
とんでもなく暑い。
今日は例によって、墓参りのツーリングである。
ここのところ、雨が降ったりして出られなかったので、しばらくぶりになる。
■行きはいつものコースにて
前回は合宿のためにバイクを整備したが、結局体調不良で出られなかったのである。
5時半に起床、6時ちょっと前にスタート。
荷物をどうしようかと考えたが、本日は終日晴れという予報なので、雨具をもっていくのはやめ、ついでに工具も持っていくのをやめることにした(重いからだ)。
ちなみに、今回はオイルが交換してある。いままではウルトラGP(10-40W)というあまりほめられた性能でないオイルだったのだが、ちょっと奮発して4CT(15-50W)が入れてある。これはとても賢明な判断だと後で判明する。
環状七号線を南下、R246へ。いつものコースだ。
都内を抜けるのに20分ちょっと。もうちょっと早く出れば良かったかと思う。
都内を抜けると速度が上がる。
それとともに疲労が出始める。まぁ、これは早起きの代償みたいなもので、ちょっと休めばなんとかなるのは体験的にわかっている。
道の左側にあるコンビニを探す…が、ない。ほんとうに、ない。
いつも愛甲石田の駅前のコンビニで一服していたのは、距離的に適当だということもあるが、そこまでの間にあまりコンビニがないということに思い当たった。
(R246の町)まで、ずーっとない。走っていくと、それより先にコナミが見えてしまった。
こういう走り方はわりと疲れる。意識を分散させているからだ。
しばらくいって、ようやく見つけたコンビニ(写真)に止めて休憩する。とりあえず、お茶とアイス。腹は減っていない。
そこから霊園まではさしたることはない。時間が早いので、途中のスーパーがあいてなかったくらいのことだ。
富士霊園方面への道。誰一人いない
10時頃には霊園に到着。
■あれ、霊園にも休みが?
と、そこでちょっとしたハプニングが。
霊園の入り口で止められた。何かと思って聞くと、なんと本日は霊園は休みだという。
霊園が休みというのも妙な話だが、ようするに管理事務所などが閉まっているということで、お参りするのには支障はない。
ちゃんとお参りした証拠写真
そのままバイクで入って墓参り。いろいろと報告をしてから出る。
■富士山をめぐる
時間はまだ早い。由比にでもいって、桜エビでも食おうかと思い、R246ヘ引き返す。
しばらくR246を走るが、次第に疲れてきた。適当にコンビニに入ったところで、引き返すことを決める。
最近は、引き返す決断はできるようになったのだ。
だが。それならそれでまっすぐ東名に乗ればいいのに、そうしないのが悪い癖だ。
「んー、富士はこっち」という看板だけを頼りに、走り続けた。
地図を見ればわかるように、大間違いである。東京から明らかに遠ざかっている。
ちなみに、本人はそんなことは気にもしていない。「ツーリングの楽しみの半分は迷うこと」と思っているからである。
同行者がいたら怒り狂っているだろう。いないからやってることだけど。
結局のところ、富士→裾野→河口湖へと進路を取ったのだが、途中地図を確認していない。
「ま、なんとかなるだろう」という信念だけである。実際なんとかなったが。
とにかく、この行程は、えんえん人家のない地域を走る。
とりあえず誰もいないところ。朝霧高原
東富士演習場(火力演習が行われるので有名なのは、「北富士演習場」。東富士は潅木の生えた原野)、朝霧高原(人ではなく牛がいる)、青木ヶ原樹海(謎の集落があるかも)と、人がほとんどいない。
近頃は、細かいことでずっといらいらしていたが、人がいないところを見るとなんだかそんなこともばからしくなる。
およそ2時間ほどそんなところを走り続ける。ちなみに、その間はずっと現在位置を把握していないことは言うまでもない。
GPSといったハイテクを使えば現在位置を知ること容易だろうが、それではつまらないではないか。
■どこをどう走っているやら
途中、西富士有料道路に入る。どこへいくのか全然理解していなかったが。で、終点は裾野。
R438? で、「道の駅」の表示が見えたので、入る。
降りてみると結構疲れている。
適当に肉丼なるものを注文する。豚肉の上に山盛りの暖かいネギが載ったものだ。
メシはまぁそこそこだが、それよりも水がうまい。富士山の井戸からくみあげたものとか書いてあった。
事実上タダみたいな値段の水だが、こんなものが東京に行くと結構な値段になる。流通の世界の不思議である。
これが肉丼
富士山の地下水
こけももソフトクリーム。ちょっと酸味があってさっぱりして美味しい
■どこをどう走っているやら
そこから、河口湖に向かって北上。
河口湖ではしばらく休憩。天気がピーカンだったので、ぱちぱちと写真を撮る。あまりに条件がよいので、どんなへたくそが撮影してもきれいに撮れるというシーンだった。
河口湖その1
河口湖その1 湖より富士山を望む
河口湖からは高速…の予定だった。だが、河口湖大橋を忌避して、「大月方面」に向かったため、高速道路に乗りそびれてしまう。
途中とても長いトンネルがあり、なんだろうなーなどと考える。
■最後の最後まで
途中とても長いトンネルがあり、なんだろうなーなどと考える。
結局、どうにかこうにか中央高速に乗り、PAで初めて現在位置を知る。ついでに地図を見て「これは、富士山一周してるじゃないか」とあきれる。道理で広いわけだ。
河口湖からの中央高速の支線ではなく本線まで行ってしまっていたのである。遠いわけだ。
また長い長いトンネルをくぐり、大月JCTを越えてあとは帰るだけ、というところで、ついに限界が来た。
高速道路の単調な道と、道路上を吹く熱風(ドライヤーを吹き付けられているようだった)とで、神経がもたず、きっつい睡魔に襲われたのだ。
とりあえず、大声を出す。腹の底から大声を出す。これでしばらくは持つが、根本的にはどうもならない。もちろん眠るのは論外である。歌もだめ、眠気がとれない。すでに限度が来ている。
ほうほうの体で談合坂SAに滑り込む。冷房の利いたSAのテーブルにつくと、瞬間的に爆睡。30分ほど眠る。
席に着いたまでは覚えているが、そのあとはなんとも。ガタッと崩れてそのまま寝ていた。
談合坂SA
眠った後は回復したが、無理な姿勢だったのか首がちょっと痛む。
そこから後は言うほどのこともない。
まっすぐに高速から高井戸へ。高井戸からはちょっと中野通りなどで自宅へ。
無事故、無検挙、無転倒である。まぁ、いいツーリングではないか。
両山泊トップへ 馬房のページへ
|