‘説明図’ タグのついている投稿

【わかりやすいマニュアルの作り方】第223回 取説屋サイトの『料金体系』をアップ!

2015年1月21日 水曜日

【取説屋サイト】料金説明を修正しました。

イラスト作成費など入っていなかったのをきちんと入れました。

また、サンプルの住所などが古かったのも修正しました。
料金体系

http://torisetuya.com/price/index.html


【わかりやすいマニュアルの作り方】第221回 取取扱説明書の新サンプルをアップ!

2014年9月18日 木曜日

●新サンプルをご提供

弊社で作成した取扱説明書の新サンプルをアップロードしました!
冷・温蔵庫の存在しない機種『CoolHotBox20』の取扱説明書です。

以下のリンクからアクセスしてください。
『CoolHotBox20』の取扱説明書

http://torisetuya.com/service/img/ManualSampleCoolHotBox20.pdf

A4 8ページです。
画像もテキストも全部オリジナルで別の目的に作った物を、さらに画像と必要なテキストを全部差し替えて作ったものです。

弊社では、一般的な業務としてこの程度の取扱説明書を提供しています。

●制作コストについて

コストとしては以下の数字くらいでしょうか。あまり詳細には書けませんが…
◆企画費 20,000円

◆制作費 120,000円 (8ページ×15000円=120,000円)

◆画像制作 30,000円 (6点×5000円=30,000円)
※エンジニアに書かせたら1ヶ月は楽勝でかかると思います。その間、彼は他の仕事ができなくて、ついでに不満になってしまうのです…

これで印刷できるファイルとしてお渡しできるのはもちろん、PDFでもお渡しできるので、サイトにもアップできて、サポートにも使えるようになるわけです。追加料金はかかりますが、HTMLにすることだってできてしまいます。
もちろん、他にもいろいろ提供できるものはあるわけですが、それは折に触れて書いていきます。
とりあえず、サンプルの取扱説明書を見て、「へーえ、こういうのを作る商売があるんだ」と納得してください。


【わかりやすいマニュアルの作り方】第197回 電気用品安全法(電安法)の解釈を見直し

2013年5月1日 水曜日

今回はタイトルこそ「取扱説明書のつくり方」ですけれども、どちらかというと取扱説明書業界の小ネタの話です。今週は「ヤクザ式の発想をする人と交渉する話」といったことでも書こうかと思ったのですが、さすがにそれはあまりにも本ブログとネタとしての方向が違いすぎるため、この件は次回にしておき、電気安全法についての話にしようと思いました。

■電気用品安全法(電安法)の解釈

テクニカルライターとしての仕事関連でウォッチしている内容を書いてみます。 電気用品安全法(電安法)の解釈を見直すということで今年の年初に記事が掲載されていたのですが、今週(2013年5月)あたりに通商産業省での見直しの結果が出るということです。
「安全上の理由」から、スマートフォンなどを使って、家電を遠隔操作をするという事は今までは一切できませんでした。インターネット上にある記事などで調べると、パナソニックやダイキンなどのエアコンで、外からオンにする機能を搭載しようと試みたものがいくつかあるようですが、経済産業省の横槍が入って商品化ができなかったようです。

■システムとしての操作はOK?

記事を読んでも今一つ理解できなかったこととして、エアコンを全体のシステムとしてであれば、外からリモートコントロール操作をすることが可能であるにもかかわらず、なぜか今までは「単体のエアコン」と言う家電は、外からリモートコントロールすることが法規的に許されていませんでした。
今回の改正では、このあたりの解釈が変更されるということのようです。もちろん最初に変更されて、スマホ対応エアコンだとかいったものが最初に出てくる言う事は間違いないとは思いますが、影響はそれだけには全く止まりません。今まで以許されていなかった、スマホをリモコンとして家電を操作するといった事が許されるという事は今までの家電の操作性が根本的に変わる可能性がある、という事なのです。

■ユーザーインターフェースとメーカーの自己責任

使いやすくなるという事は良い事なのですが、その代わりにそれまでその操作体系が誰も使ったことがないものである可能性があります。また、何らかの問題が起きると、これらに関することは事業者の自己責任になるというあたりも一層徹底されると思います。
そういったことも含めて、このサイト(電気用品安全法のページ)はウォッチしていくつもりです。

http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/kaishaku.htm

 


【わかりやすいマニュアルの作り方】第174回記号について-続き

2012年6月26日 火曜日

6月に台風が来たかと思うと大雨と続きます。自然災害はあなどれません、皆様ご用心を…というのもあるのですが、今回のサーバーの大規模障害(おわかりの人にはわかるでしょうからあえて書きません)のようなことも、また会社をつぶすトラブルになりません。
他人やメカを信用しない、バックアップ体制を取っておくというのはできるだけ守りたいところです。

しかし、経験によると、トラブルはバックアップを取れないときにこそ起きるのですが…

■記号を変更するということ

今回は、前回に引き続いて記号の話です。まず、頭の中に「記号は標準化とその広報・教育が必要だ」ということを思い出しておいて頂けると理解が早くなります。

1ヶ月ほど前に「洗濯のタグ記号の変更」というニュースがあり、2回ほどそのネタを引っ張らせて頂いています。

記号は知っていないと役に立ちません。ですから、たぶん今回の変更でも家庭で洗濯を行う消費者にわかりやすいパンフレットや広報などの教育が大々的に行われるものと思います。実際、〇の中にPと書かれたマークを見て「駐車禁止?」という反応がテレビで紹介されていましたが、この状態では役に立たないでしょう。

報道によると、この変更の理由は「国外で服を売る際に、タグを複数付けなければならない」という製造側の理由であり、別に日本の消費者は困っていなかったわけですから、メーカーへの援助であると同時に、そのぶんは消費者には不便になるわけです。

ちなみに、先程のマークは「ドライクリーニングできます」というのが大意です。いままでであれば「ドライ」とカタカナで書かれていたマークが該当するそうですが…

現状では記号としての視認性が大幅に劣ります。

たぶん、この記号に全面的に移行するとしても、旧記号との相当の併用期間をおかないと、間違いが頻発することになるでしょう。

記号だからといってわかりやすいわけではないのです。

■取扱説明書の中の記号

さて。

取扱説明書にもたくさんの記号が使われています。

「禁止」であったり「注意」であったり…これらは、交通標識と同じマークを使用しているので、たとえ免許を持っていなくても、まぁ大概の人には通じるでしょう。この程度なら悪くありません。

しかし、「水濡れ禁止」とか「プラグ抜く」を記号として記載するのはどんなものでしょうか。

実際、これらのマークは業界ではフォントになるほど使われているのですが、こういった業界にいる私ですらこういった記号について教えられたことはありません。

しかも、「水濡れ禁止」とか「プラグ抜く」といった操作に関しては、その横に付いている本文を読まないかぎり、どんな場合にそういった操作を行わなければいけないのか、理解できないのです。

本文を読むのであれば、理解できない記号は無駄です。無い方が良い、むしろ害悪とすら言えるかもしれません。

他社の取扱説明書ではこのマークを使っているからうちも、ではわかりやすい取扱説明書はできません。実際に使う人のことを考えて、記号を使うべきかを判断していきたいと思います。

良い製品に良い取説を提供します


【わかりやすいマニュアルの作り方】第165回イラストは線画で作る

2012年4月10日 火曜日

いよいよ春本番になってきました。

こちらの語録ではなく、個人サイトの方に記事を書いたのですが、ちょっとした距離のツーリングにも行ってきました。横須賀の海はきれいでした。

仕事の方としても、いよいよ期が改まり、新しい仕事になっていくところですね。

■イラストを線画で描く

今回は、取扱説明書につけるイラストの話です。

弊社では取扱説明書につけるイラストは、人に見せるためのビジュアルではなく、説明の一部だと考えています。

以前にもこちらに書きましたように、弊社ではイラストにはモノクロ二値の線画を使用しています。

つまり、美しいカラー写真や、かっこよく色を使用したイラストではなく、いちばんシンプルな線だけの絵を使っているのです。見やすさとわかりやすさを優先した結果です。

また、状態によっては、本体に描かれているマークや商標などを省略することもありますし、実際よりもマークや、凸凹な道、目立つようにはっきりと描き直す場合もあります。

もうちょっと現場の人にわかりやすい書き方をすると、イラストレーターで線画を使って描いて、グラデーションなどは一切使っていません。

この線画は見やすいということはもちろんありますが、拡大縮小が自在で、ボケずに常にシャープだというメリットがあります。

■制作上でもメリット

実は、イラストを線画で描くことは制作上でもメリットがあります。

なお、「制作」というのはこの場合には印刷工程のことを指しています。

まず、とても大切なことには、このモノクロ二値のタイプのイラストは、まず印刷できないということがありません。また色ズレやボケが発生するということもありません。

ことんなこと自分には関係ない…と思うかもしれませんが、これらのことはとっても大切です。最終工程まで行って、印刷できないからイラスト全部作り直し、なんてことが起きたらスケジュールはどうなるんだろうと思うとゾッとします。

■ワードで作る取扱説明書

最近は、弊社では「ワードで作る」マニュアルというものも作っています。

これは、DTP系のアドビのソフトを使用せず、ワードによる簡易DTPだけで取扱説明書を作るというものです。DTP(組版)のコスト分だけ少し安くできることと、校正が少し楽だというのがメリットです。ただいま、実験的に作っています。

とはいえ、イラストに関してはやっぱり同様の方法でしっかり作り込みますので、イラストの点数が多くなるとやはり値段が高くなってしまうという欠点があるのですが。

このあたりの、Illustratorで画像を作ってワードに張り込むといったあたりの手順については、珍しいことをやっているわけではないので省略します。

ただ、この方法で取扱説明書を作ってみると、ワードには吹き出しなどがあって便利だなぁと思うことはあります。
このため、他のIllustratorでも使えるように、吹き出しのEPS画像を作成してしまいました。

また、説明図のイラストには、今述べた吹き出し以外に、矢印(細いもの・太いもの・上下左右に向いたもの・ひねったリ曲がったりいるもの・片方向に双方向と多種多様なものが使われます)や引き出し線が使われます。

また、こういった記号や線の後ろにちょっとだけ白い縁をつけてあげて見易くする、といった工夫も行っています。

もちろん、こんな細かい手法については説明していませんが、何気なく見てもちょっとは見易くなっているはずです。

今回はちょっとまとまりのない話になってしまいましたが、このあたりでということに。

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所


【わかりやすいマニュアルの作り方】第163回広告と取扱説明書の違い

2012年3月27日 火曜日

だんだん温かくなり、日ものびて来ました。
そろそろ5時半すぎまでは日が残り、梅の花もほころぶようになってきました。
街ではキャンディーズの「春一番」が流れ、卒業式の学生たちが溢れ、やっと冬が終わったことを感じさせてくれます。

■広告との違い

今回はパンフレットやチラシと取扱説明書の特性の違いについての話をします。

簡単な取扱説明書は、一見チラシとよく似ています。
1枚で完結し、読み手に「商品の内容」を説明すると言うことは全く同じです。

しかし、違いも数多くあります。まずは、もっとも大きな違いから述べてみましょう。
チラシなどの広告にはキーとなる画像、メインビジュアルがあります。取扱説明書にも同様に大きな画像があることが多いのですが、これらはチラシのそれとは似て非なるものです。
チラシのビジュアルは「商品を買う前のお客様」に訴えかけ、「買いたい」という興味を掻き立てるためのものです。
ですから、きれいなお姉さんがにっこり微笑みながら商品を持っていたり、商品を使うことで幸せになるといったイメージを喚起するようなビジュアルを置きます。
それに対して、取扱説明書のビジュアルはビジュアルであると同時に説明図でもあります。
説明図ですから、当然かわいいお姉さんのような商品説明の気を散らすビジュアルは排除されます。また、綺麗に撮った写真よりも写真から線だけを起こした線画のイラストを使う場合が多くなります。
陰影もついていないし、商品としての魅力を伝えるにはあまり向いていない手法です。

実際、自分でイラストを作成したりする場合もありますが、「色気はないなぁ」といつも感じてしまいます。

■キャッチコピーと説明文

さてもうひとつの違いです。

本文であるキャッチコピーと説明文です。

ひとつは上と同様に読者の違いです。
不特定多数あてのチラシと、商品を購入したお客様向けでは書き方が異なります。ここでは詳細な説明は省きますが、読者が異なると言う意識を持つだけで文章は変わります。

さらに、目的が「紹介や広告・告知」である文章と、説明を目的とした文章では全く異なります。
このように、基本的に異なる読み手と目的のため、同じ文章といっても同じ人が続けて書くのは難しいでしょう。

逆に言うと、弊社ではキャッチコピーは苦手です。チラシのボディも得意ではありません。
ひとつに特化するということは、他の何かを捨てると言うことです。しかし、弊社はこのやり方しか知らないので、このやり方を続けていこうと思っています。

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所


【わかりやすいマニュアルの作り方】第145回 また説明図の話

2011年9月20日 火曜日

なんだか、九月の後半とは思えないほど、暑い日々が続いています。30度をちっとも下回らないです。こんな状態が続くと、季節感がおかしくなってしまいます。

それに、台風やゲリラ豪雨といった荒れた天気が続き、大きな災害が続いています。●●年に一度という言い方も、年に何回か聞くようになってしまいました。このあたりの数字も見直すべき時が来ているのではないでしょうか。

■説明図の話

今回は前にも書いたことがありますが、説明図の話をしようと思います。

実は「説明図メイン」という珍しい仕事を受注したので、説明図について書いてみようと考えたのです。

さて。それでは「説明図」とは何でしょうか。

普通の人は簡単な参加に矢印などが引かれたものを想像すると思います。

基本的にはそれで正しいです。

「そんなに難しくなさそうだから、俺にも描けるんじゃないか?」そんな感じですね。

ではやってみましょう。

「パソコンとディスプレイを接続する図」をどう描くか考えてみてください。いつも見ていますから簡単ですね。

……でできるなら取説屋は必要ないのです。

実際に描こうとしてみると、いくつかの問題が発生すると思います。

たとえばこんな感じです。

  • 本体と、ディスプレイのそれぞれの接続部に「名称」があるか?
  • 接続部の所つなげて描くか、つなぐ前を描くか?
  • コネクターに上下があるが、きちっと描かないと……

こういった仕事をされている、デザイナーさんやイラストレーターさんはほとんど指示なしでもぴしっと上げてくれます。さすがです。

でも、普段畑違いの仕事をされている方にお願いすると、恐らくこういった点で、どうしたら良いですかといった指示を求めてくると思います。

このあたりが、イラストレーターなどの頭に冠として「テクニカル」というのがつくゆえんなのです。

■テクニカルイラストと説明図

さらにもうちょっと続けます。

テクニカルイラストレーションと説明図の違いについてです。

テクニカルイラストというのは、いちばんわかりやすいのは自動車や兵器の細密な透視イラストでしょう。実は、自分はこうったてイラストが大好きで、1日見ていてもあきることがないのですが…閑話休題。

正しく描く、そういった点ではテクニカルイラストも説明図も共通しています。

しかし、基本的な目的が異なります。テクニカルイラストは人に機械の美しさを見せることを目的としています。それに対して説明図は人に「機能」を理解してもらうためのツールです。

その結果として以下のようなことになります。

  • 説明図は説明するところ以外描きません。
  • 説明図は見せたいところだけを目立つように強調します。
  • 説明図の接続線は「概念」にしたがって描きます。実際の接続方法とは異なるかもしれません。
  • 説明図は図の中に必ずテキストを含みます。

そうです。

説明図は「説明」の一手法です。ここは「図」が良ければ図を、テキストが良ければテキストを使います。その場にあった方法を選ぶのがプロの説明屋、つまり取説屋です。

弊社はそんな考え方で取扱説明書の仕事をしている事務所です。

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所


【わかりやすいマニュアルの作り方】第129回 工夫の余地

2011年4月26日 火曜日

ようやく暖かくなってきたなと思ったら、春の嵐です。
この時期になると毎年流れるあの歌ですが、今年はとても残念なことになってしまいました。

■手順の説明

さて。
今回も前回の説明図を使用して、説明します。

この機器が、メモリカードをセットしたあとにスイッチを押すものとします。

普通に描くと、以下のようになります。

矢印説明図3

イマイチ格好悪いですね。

しかし、手順の番号をテキストとして入れたりすると、その説明の分だけ画面のスペースがとられてしまうのも事実です。

「このままでいい」という考え方もできます。
一応これで説明は全部入っています。ですから、説明としては責められることはありません。

ですが……「プロの取説屋」としてはこれでは納得がいきません。
こんなものでお金を頂くわけにはいかないと考えます。

ではどうしようか。ということで考え、工夫します。

■工夫の方法は無限

まず、この図が分かりにくいのはなぜかと考えました。

  • 矢印が全然目立っていない。
  • 手順の番号が見えない。

これではわかりにくいのは当然です。しかし、矢印を大きくするとテキストのスペースが圧迫されてしまうし、テキストを大きくしても効果は薄い……

そこで、いろいろ考えた結果として、できた解決方法が次の図です。

矢印説明図4

実際にはカードと矢印の位置関係なども少し調整していますが、基本的には矢印を大きくして、その中に画像として数字を入れ込むという方法を取りました。

逆に言えば「番号が入るだけ矢印を大きくした」とも言えます。

また、細かいことですが、1の番号は矢印の方向に合わせて斜めにするといった処理を加えています。これが、真っすぐだと大変な違和感を感じてしまうのです。

ここでは、サンプルを用いて描いているのであっさりとできたように見えますが、実際にはどうしようかという工夫を細かく積み重ねていったものです。

最後に、一番最初のイラストと、最終のイラストの比較図を掲載しておきます。
ただのイラストのようにみえても、実は細かいノウハウを詰め込んで、見やすくなるように工夫しているのです。

矢印比較図

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所


【わかりやすいマニュアルの作り方】第128回 説明図のマーキング

2011年4月18日 月曜日

余震が続きますね。早く収まることを望むばかりです。

さて。
今回は、説明図のマーキングについて書きます。
で、そのマーキングというのは何かということですが、前回の記事のこれです。

さて、もう一つのスイッチの方ですが、こちらには丸囲いがつけられています。

good_allow

上のスイッチのところですね。

■マーキングとは

マーキングとはマークをつけることです。前回の矢印もそうですし、丸を付けたり、★を付けたり色を付けるなんてことをする場合もあります。

もうひとつの丸囲いの使い方としては、ボタンの位置を示しその横に拡大上図をつけるといった使い方もできます。

こんな感じですね。

marker1

これくらい簡単なものであれば、通常の場合拡大などは必要ありませんが、図が複雑であればあるほど、こういった拡大図の使い方などはとても重要になってきます。

マニュアルを作る人間は、テキストの順番だけでなく、図でどう見せるかも同時に頭の中で考えなければいけないということです。
自分のような個人営業の場合、図をどのように見せるか考え、目的にあった写真を撮り、それを線画に起こし、矢印やマーカーを加え、見やすいように線の太さなどを調整します。

必要であれば図の中に吹き出しもつけますし、手順番号をつけることもあります。

全体のプロデュースと、見やすさの企画、これが取扱説明書の図の作り方の肝だと言えると思います。

マニュアル(取扱説明書)制作の専門家 取説屋:石井ライティング事務所


【わかりやすいマニュアルの作り方】第127回 説明図の矢印

2011年4月14日 木曜日

東京でも桜が咲きました。
いろいろなことがありますが、季節は巡ってきます。やはり暖かくなってくるとうれしいものです。

さて。
今回は、説明図の矢印について書きます。

■説明図の矢印とは

以下の図は、製品にメモリカードをセットし、スイッチを押すところを示したものです。

なお、この製品は実際には存在しないものです。

no_allow

まぁ、ありがちの図ですね。
説明図としては、まあこれだけではわからないことはないのですが、普通はここにカードを入れ、このスイッチを押すといった矢印をつけます。
こんな感じですね。

bad_allow

これに引き出し先でスイッチおよびメモリカードスロットを書き加えればとりあえずできあがりといったところでしょうか。

多少わかりやすくなったとは思いますが、これでは、取説屋の商品としては失格です。

なぜかというと、カードスロットの位置やボタンの位置がわかるものの、どこをどうしたらいいのかちっとも分からないからです。

■矢印は説明図の補助

では、弊社であれば実際にどのように矢印をつけるか、実例で描いてみます。

good_allow

「なんだ、ちょっと太くしただけじゃないか」と思われるかもしれません。
まぁ、この程度であればそのとおりだ、とも言えるのですが…

カードの方は、カードの挿入位置と挿入方向を示しています。
そして、スロットの位置を目立つようにして、矢印のフチドリを白にすることで、製品本体と矢印がまぎれるのを防いでいます。
もちろんこれがカラー画像であれば、矢印だけを赤にするといったことも考えられます。

ちなみに余談ですが、こういった矢印は水平または垂直のものを作って、回転とシアーを組み合わせて斜めにして作成します。意外と流用が効かないので毎回作り直すことになっています。

さて、もう一つのスイッチの方ですが、こちらには丸囲いがつけられています。
これもある意味、説明のために注意を引くための、ツールです。
単純に矢印をつけるだけでなく、こういった工夫が必要になってくる場合もあります。

丸囲いをした場合、画面のほかの場所に拡大図をつけるといったこともできるわけです。

もうすこし、この話題は次回更新に続きます。

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