【わかりやすいマニュアルの作り方】第212回 プリンターの取扱説明書を作成する(1)打ち合わせ

今回、このサイトに掲載するために存在しないプリンタの取扱説明書を作成することにしました。

さすがに、すべてのコンテンツを作成していては、仕事と同じボリュームの作業が発生してしまうので、コンテンツの中の一部ページをサンプル、ということになりますが。 取扱説明書制作の専門家が、「どうやって取扱説明書を制作するか」を実際の作業に基づいて「制作しながら工程を説明する」といったことをやろうと思います。

■取扱説明書を作成するときに、最初にやること

まずは、メーカーさんとの打ち合わせです。 うちが社内で作成するのならばいらないのですが、実際の仕事でメーカーさんとの打ち合わせ抜きには始まりません。

●取扱説明書の仕様を決めます。

「取扱説明書の仕様とは?」と思われるかもしれません。「取扱説明書なんて動かし方を説明するものでしょ」などとも。 その通りです。しかし、それと同時にいくつかの仕様は決める必要があるのです。決める仕様は以下の通りです。

  • 版型:商品のパッケージに入るサイズでなければなりません。持ち歩くことがあるならそれに対応も考慮する必要があります。
  • ページ数:印刷の都合から8か、できれば16の倍数にします。印刷は大きな紙に4ページ、8ページ、16ページのいずれかに面付けをして行うからです。
  • 色数:単色(モノクロ/白黒)、2色(ポイントだけ色を付ける)、4色(カラー印刷)から選びます。取扱説明書の場合ですと、コストパフォーマンスを考慮して「モノクロ」にするのが普通です。
  • 表紙とカバー:表紙を本文と別紙にするか、本体にカバーをかけるかといった打ち合わせをします。一般的にはこれらはコストが高くなるわりに特に効果もないので、ほとんど付けません。
  • 内容:本文内容の中にユーザーサポートや法律的な記載をどれだけ入れるかについて話をします。 保証書は取扱説明書に入れるのか、別に添付するのか、といったこれまでの商習慣によって決まる内容や、「保証書の原稿は営業からもらう」なのかといった話をします。 こういった法律的な内容については、取扱説明書制作者では手をだせない部分があります。 しかしまた、取扱説明書は現在PLと深い関連を持っていますので、そういったことに関連する内容は当社から提案させて頂く(原稿中に入れ込んだ状態で納品します)ことがあります。

おおよそ、これだけの打ち合わせの後に、製品の機能仕様書やソフトウェアを預かり、オフィスに戻ります。 ここから、取扱説明書のページ構成を考えます。(続く)


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