「門番の小言」看板
<両山泊番人の小言の部屋 NO.57>


■空からゴミが降ってきた(2003年12月14日 日曜日)

先日の夜、池袋から自宅へ自転車を走らせているとき、ふと上の視界の隅に動く白いもの、それも接近するものが見えた。
なかば無意識に後方を確認しつつ、右車線へずれる。
と、バシャンという音と共に、コンビニ袋に入ったゴミとおぼしきものが左側に落下した。距離はかなり離れていたので、車線を変更しなくても当たる恐れは無かったようだったが、あまりにとんでもない出来事だったので、何が起ったのかよくわからなかった。

結局のところ、マンションの4〜5階からゴミ袋を投下したものだと思うが、地面に落ちた音から考えても、当たっていたらただではすまないだろうと思った。
モラルがどうこうとかいう前に、あまりにも非常識な行動である。怪我人が出ることだってありうるのに、そんなことはカケラも考えていないのだろう。

今回は、オチはない。

■ラベルプリンタ(2003年12月31日 水曜日)

オークションで「スポットスナップ」(ブラザーCP-210)というプリンタを買った。
実に変ったプリンタである。ラベルプリンタという分類にはいる。
詳細は以下。
スポットスナップのサイト

前のオーナーがほとんど使わずにいたもので、30000円近い物を 8000円で落札できた。
僕は、単純に封書やはがきの宛先ラベルに使うつもりでこれを買った。
いろいろと消耗品もついていて、実にありがたい買い物であった。
試しに使ってみたところ、自分の目的にはきちんと合致している。きっちり使い倒してやろうと思っている。

さて。
使ってみると前のオーナーが手放した理由がよくわかった。
広告からイメージされる使い勝手と、実際の使用感がかなり違う。
ブラザー製品によくある癖が強い。良い機械だが、カラー印刷で、キャプチャソフト使用というデフォルト設定のままではとても使いにくい。

ハードウェアとして見ると、ごく普通のUSB接続のGDIの熱転写プリンタである。
インストールするとプリンタとしてシステムに登録され、同時にラベルの編集ソフトと画面キャプチャソフトがインストールされる。

サイトを見ると「キャプチャソフトで画面を取り込んでそのままシールに」というコンセプトで売っている。
しかし、キャプチャソフトがせっかくの手軽な使い勝手を活かしきれていない。
標準の状態でソフトを起動すると、テキストでも画像でもすべて画像としてキャプチャし、それが終わるまでラベルソフトを起動しない。
ラベルを作るときにはテキストだけですむ場合が多く、必ずしも画像は必要ではない。そのため、不要な画像をキャプチャして、さらにソフトに貼り付けられた画像を削除するという2度の不要な手間をかけることになる。

また、カラー印刷はきれいには出るものの、CMY(Kなし)のカラーシートを使用して、印刷対象のシールが出たり引っ込んだりして印刷する。当然、時間はモノクロの3倍かかり、おまけに完璧な位置調整ができないため、版ズレにみえる。
黒を印刷するのに3色重ね合わせとなるので、ちょっと気持ち悪い。
そして、なによりも印刷時に熱転写プリンタらしくキュイーンという大きな音がして、予想以上に印刷の時間がかかる。
昔の熱転写プリンタを知っている僕は「まぁこんなもんだろう」としか思わないが、前のオーナーは実用に耐えないと思ったのだろう。

面白い商品だけど、メーカーが売り方を間違ってる気がする。 実にもったいないなぁ。